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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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中谷美紀/いばらの冠

2006年01月08日 00時56分07秒 | JAPANESE POP
 中谷美紀というと、坂本龍一プロデュースということもあって好きな人ですが。彼女の作品でもっとも好きな曲が、シングルカットされ第2作のトップも飾っていた「いばらの冠」という曲。神秘的な歌詞を歌う彼女の少女っぽいみずみずしい透明感と聖歌のようなムードを、表向き70年代前半のフォーク・ロック風なサウンドで包みこんでいるのがミソかな(サビで70年代後半のAORみたいな展開になるのもおもしろい)。しょっちゅう聴く訳でもないですが、精神的に疲弊している時に聴くとほとんど浄化されるような安らぎがあるんですね。前に聴いたのは確か4~5年前くらいだったハズですが、久しぶり取り出して来てこのところ愛聴してます。

 ちなみに私はテレビをほとんど観ない人なので、彼女の動いているのを初めて観たのは多分「リング」と「らせん」だったはず。前者はちょい役でしたけど、後者はほとんど副主演クラスで、音楽の神秘性とはちょいとベクトルが違ってましたけど、まぁ、浮世離れした美しさは確かにああいう映画には適任だったかな....とは思いました。息子をなくして、自ら死の深淵に立った主人公がつかのまのやすらぎを彼女に求めるってな設定だったと思いますが、まさに適任でしたね。
 ただ、その後しばらくは、出演作というとほとんどそういう作品になってしまったのは、彼女にとってどうだったんでしょうねぃ。まぁ、最近は「電車男」なんかに出ているようですから、最近はそういうイメージからも脱皮しているようですが。
コメント
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