
魚沼市消防本部で初めて交付
魚沼市消防本部では、消防法令のほか重要な建築構造等に関する基準に適合している宿泊施設に交付される「適マーク」を5月22日、奥只見観光株式会社が運営する「緑の学園1号館」に交付した。
この表示制度は、宿泊施設からの申請に基づいて、消防機関が審査した結果、消防法令のほか、重要な建築構造等に関する基準に適合していると認められた建物に対し「適マーク」が交付されるもの。対象となるのは収容人員が30人以上で、地階を除く階数が3階以上の宿泊施設。
宿泊施設が「適マーク」を掲出することにより、宿泊する利用者が防火上安全なホテル・旅館等を選ぶ目安となる。また、3年間継続して表示基準に適合すると金の「適マーク」が交付される。
制度は平成26年4月から始まり、魚沼市消防本部では今回が初めての交付となった。
交付式は消防本部で行われ椛沢一史消防長が「魚沼市消防本部管内で第1号の交付であり、奥只見観光様の高い防火、防災意識の表れと感じています。これを継続して金マークを是非取得していただきたい」とあいさつ、奥只見観光株式会社の幸野貴司社長に表示マークが手渡された。
交付を受けた幸野社長は「適マークの交付により緑の学園1号館が一定の防火基準に適合していることが認定されました。これを機会に従業員の防火、防災意識をさらに高め、施設設備の改善を行い、お客様のさらなる安全安心に努めていきたい」と謝辞を述べた。