明るく広くなった館内
魚沼市本町の空き店舗へ移転作業が進められていた小出郷図書館が6月30日に再オープンした。
小出郷図書館は、昭和60年度に旧日本道路公団事務所だった建物を使って開設された。25年を経過して建物は老朽化が著しくなってきたことや、用地の借地期限が近づいてきていることから、今年度に本町の空き店舗(旧靴のサクライ)に移転することになった。
建物は鉄骨造4階建で、このうち1階と2階が図書館として利用されている。床面積は1、2階合わせて約800平方メートルで、これまでの図書館のおよそ2倍の床面積となった。
小出郷図書館の蔵書は約3万3000冊。1階にはゆったりとしたスペースの中に閲覧・学習スペース、読み聞かせなどを行う「お話の部屋」など、2階部分には飲み物の持ち込みもできる市民ギャラリーや文化財展示室、学習スペース設けられている。
オープンにあたり現在、文化財展示室では、このほど名誉市民の称号が贈られることになった作家、山岡荘八関連の展示が行なわれているほか、市民ギャラリーでは生け花展が開かれている。
この日のオープニングセレモニーには関係者をはじめ地元地域の人たちも大勢集まり、大平悦子市長が「3か月間移転のためお休みし、ようやくオープンすることができました。多くの人たちから散歩や買物の途中に気軽に立ち寄ってもらいたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行なって開館を祝った。
なお、この日はセレモニーのほか絵本の読み聞かせも行なわれ、子どもの来館者には風船がプレゼントされた。