
大平市長らが火入れ式
魚沼市が昨年7月から同市池平地内に建設を進めていた斎場が完成、12月15日から供用を開始することになり、7日には関係者により火入れ式が行われた。
同市では、大沢にある現斎場が昭和44年3月の供用開始から46年が経過し老朽化が著しいため、湯之谷薬師スキー場近くの池平字月岡原地内に新しい斎場を建設したもの。
完成した斎場は鉄筋コンクリート造一部3階建て、延床面積1645平方メートル。火葬炉3基を備えそれぞれに炉前の告別室を設置しており、新たに小動物(ペット)火葬炉も設けられた。1階部分にはこのほか待合室や動物炉告別室なども備えている。施設の建設費は約10億円。
火入れ式には関係者約20人が出席。大平悦子市長が「このたび地権者の皆様、周辺地域の皆様のご理解をいただきこの日を迎えることができました。新しい斎場は人生の終焉を迎えるにふさわしい周辺環境に配慮した施設として整備してきました。新しい火葬炉はそれぞれ個室となっており今後は皆さんから安心してご利用いただけると思っています。また、小動物の火葬炉も整備しました。建物の周辺には今後、墓地公園やペット霊園など整備する予定となっています。引き続きご理解とご協力をいただきたい」と式辞を述べた。
浅井守雄市議会議長の祝辞に続いて火入れが行われ、大平市長、浅井議長、地元池平の櫻井清博区長により炉の前に設けられたスイッチが押されると、炉に火が入った。
火入れ式に続いては一般公開も行われ326人が施設を見学した。
なお、この斎場周辺には平成28年度に墓地公園やペット霊園などが整備されることになっている。