創立140周年を祝う
魚沼市虫野の伊米ヶ崎小学校創立140周年記念式典と記念事業として建立された校歌記念碑の除幕式が10月25日に同校で行われた。
記念式典には児童91人と関係者や地区住民ら約150人が出席。まず記念事業実行委員会の坂大敦委員長が「伊米ヶ崎小学校は1874年、大浦校として開学し以来地域の先輩諸氏の並々ならぬご苦労を重ねていただき今年140周年を迎えました。児童の皆さんは周年事業に巡り合うことの貴重な体験をどうか覚えておいてください。役員関係者並びに地域の皆さん、卒業生の皆さんから多大なるご協力をいただき感謝いたします」とあいさつし、大平悦子市長、角屋禮士教育委員長から祝辞が述べられた。
「児童喜びの言葉」では児童たちが映像を使って学校の歴史を振り返るとともに「ふるさとの森」づくりや韓国の小学校との交流など同校のこれまでの取り組みを紹介し「私たちは『星と稲』に込められた願いを胸に、輝く未来に向かって一歩一歩歩いていきます」と力強く述べると会場は感動的な雰囲気に包まれた。会場全体で校歌を斉唱した後、桜井明校長がお礼の言葉を述べた。
式典に続いて行われた校歌記念碑除幕式では櫻井英一副実行委員長が「伊米ヶ崎小学校の校歌は、北原白秋作詞、山田耕筰作曲。地域住民や卒業生はこの校歌を誇りに思い宝としてきた。いつの日にか碑にと思っていたことが実現し感無量です。碑は卒業生2人のデザインと揮毫によるもので、伊米ヶ崎ならではのものです」とあいさつ。関係者により除幕されると校章、校歌の歌詞と楽譜が刻まれた記念碑が姿を現し出席者から拍手が上がった。建立された記念碑は幅約70センチ、高さ160センチの石を3枚連ねたもので、除幕後は、同校の卒業生でデザインを監修した武蔵野美術大学教授の森山明子氏と、揮毫した書道家の小林和彦氏あいさつ、中川太一副市長、星勉教育長がお祝いの言葉を述べた。