魚沼WEBニュース

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子宮頸がんをゼロにしよう

2010-06-18 | 子宮頸がんワクチン公費助成

公開講座でワクチンの有効性説明

100_9497魚沼市で今月から公費助成によるワクチンの接種が始まった子宮頸がんについての公開講座が6月12日、小出郷文化会館大ホールで開催され、ワクチンの有効性とがん検診の重要性が呼びかけられた。
 魚沼市では全国で初めて、子宮頸がんワクチンの公費助成に取り組み、市内の中学1年生を対象に6月からワクチンの接種が始まった。
 公開講座は、正しい知識を学び、より多くの女性から子宮頸がんを予防してもらおうと小千谷市魚沼市医師会らが開いたもので、会場には約300人が集まった。
 講座では、女優で、がんサバイバーの三原じゅん子氏が「私の子宮頸がんとの闘い」をテーマに講演したのに続いて、自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授で、子宮頸がんとHPVに関する国内外の共同研究と啓発、著作活動に取り組んでいる今野良氏が「世界標準の子宮頸がん予防」と題して講演。「日本は検診の先進国、がんの7割の死亡を防ぐことができるようになった。若い人に子宮頸がんが増えている理由は、がん検診を受けなくなっているから」と、がん検診の重要性を強調するとともに、ワクチンの有効性や安全性について説明。「ワクチンは世界中の多くで打たれており安全性が確認されている。効果は20年以上であろうと言われており、正しい情報を周りに広げてほしい。子宮頸がんは世界から無くすることができる病気であり、子どもたちに打つことは大事な先行投資です」と述べた。
 また、県立小出病院副院長の鈴木孝明氏からは魚沼市と地元医師会の取り組みが紹介され「ある中学校では、すでに打った人と予約している人、7月までに予定している人を合わせると94%になっていると聞いている。ワクチンとがん検診で魚沼市から子宮頸がんをゼロにしましょう」と呼びかけられた。


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