8月末までに8割が接種
魚沼市が全国に先駆けて全額公費助成を表明した子宮頸がんワクチン接種の1回目の接種率が8月末現在で79・2%となった。8日に開かれた定例会見で同市が発表したもの。
魚沼市では全国で初めて、子宮頸がんワクチンの全額公費助成に取り組み、市内の中学1年生216人を対象に6月から市内10医療機関でワクチンの接種が行なわれている。
子宮頸がんワクチンの接種は3回行なわれるが、対象者のうち、接種が始まった6月に1回目の接種を受けた人が92人、7月が50人、8月が29人で合計171人、接種率は79・2%となった。
1回目の接種から1か月後に行なわれる2回目の接種についても7月84人、8月45人の合計129人が接種を受けており、接種率は59・7%となっている。
全額公費助成によるワクチン接種の実施にあたり、同市では地元医師会の協力を得て市内2会場で説明会を開催したほか、医師会員が中学校のPTA総会や学年PTAなどの会場を訪れ、子宮頸がんやワクチン、がん検診について説明するなど対象者や保護者への情報提供に努めてきていた。
当初の予想を上回る接種率に大平悦子市長は「全国で初めての取り組みだったので、最初は2、3割程度と思っていたが、啓発活動が有効だったと思う」と話し、担当する福祉保健課健康増進室の森山強室長は「小さい市であるここと、医師会の先生方の努力で接種率が高くなった。今後も地元医師会と連携を図りながら接種率向上に向けて啓発活動に努めたい」と述べた。
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