UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

真夏の夜の大怪談:マザーレイクが消えてしまった!

2017-07-30 01:14:09 | 日記

ただいま、7月30日の午前零時を過ぎてしまっております。

夏の夜にふさわしいのは何と申しましても怪談でありますので、今日は怪談でございます。耳なし芳一どころではない驚愕の大怪談であります。「マザーレイク」などと近ごろはカタカナで称されたりすることのあるわが淡海、すなわち琵琶湖が、突然消えてしまったと申しますか、消されてしまったとう怪談です。ウソなんかではありませぬ。

昨日の日記に、7月28日に経済産業省(資源エネルギー庁)が原子力発電により生じる高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補地選定のための、日本全土を対象とした、地質などに関する「科学的特性マップ」を発表したというニュースについて記しました。また、GGIは某全国紙の地方版の記者からこのマップなるモノについて意見を求められたと書きました。

昨日の夕方になって、そうや、あの記者氏、GGIの話したことをちゃんと載せてくれているのかなあと思って、近くのコンビニへ新聞を買いに行きました。夕方になっておりましたのでもう売り切れてないのじゃないかなあと心配だったのですが、幸い売れ残りあり、入手することができました。

そのあと、新聞片手に買い物などを済ませたり生きていくための諸雑用をすませ、夜になってこの某全国紙の地方版を開きました。《「核のごみ」処分場、特性マップ、県内大半「好ましい」》と題された比較的大きな記事が掲載されていました

(GGIがひごろ眺めている天下の大朝日さんは地方版では何も触れていませんでした。朝日さん、あなたはクタバッテもいいですよ!)。

この記事の見出しにある「好ましい」という言葉は「処分場建設に好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」ということを意味しています。

知事や関係自治体の市長さんのほとんど意味のない他人事のようなコメントも簡単に掲載されておりましたがGGIの意見もちゃんと載せられていました。内容は昨日の日記に書いた通りでありますが、当然ながらGGIのダラダラした話はしっかり圧縮されておりました

《〇〇の〇〇で〇〇の〇〇のGGIさんは、今回のマップについて「火山や活断層の近くでなければ『適地』とするなど科学的には雑なやり方」と批判し・・・既成事実化が進んでいくのが恐ろしい》(〇〇のなかには、アホとかバカとか、あなたのお好きな言葉を入れてください)

とGGI氏はまことにまともなことを新聞紙上で言っておりました。おおむねGGIが言った通りに書いてあるようであり、まあ、これでいいかと思いながら、この記事に付されていました湖国の部分が拡大された「科学的特性マップ」をなんとなく眺めておりましたら、飛んでもないことに気づき、GGIは思わず絶句、のけぞってしまいました

こんな地図、今まで目にしたことがありませぬ。湖国の地図だと言うのにわが琵琶湖が存在していないのであります!これではまるで顔のない顔写真みたいなものであります!

今日の写真は資源エネルギー庁が公表した「科学的特性マップ」のうち、この全国紙が掲載していた滋賀県に関する部分の拡大図を撮ったものです。どうかクリックして、しかとご覧くださいませ

ご覧のとおり、地図のどこにも琵琶湖は存在しておりませぬ、影も形もありませぬ。忽然と姿を消しております・・・

昨日の日記にも書きましたが、この地図においてグリーンで示されている部分は、淡いグリーンの部分(この写真では白っぽく写っています)も濃いグリーンの部分も、いずれも最終処分場建設の「適地」とされています(濃いグリーンの部分は廃棄物を海上輸送することを考えた場合、港に近い地域のほうがより適地であるとされていることを意味しています.オレンジ色の部分は活断層などがあり好ましくないとされる場所、グレイは好ましくない可能性が大きい場所)。

この地図を作った政府の関係者、琵琶湖があろうがなかろうが知ったことか、琵琶湖だからといって特別に配慮する必要なし、とにかくここ(琵琶湖の存在している場所)は活断層の地帯ではないのだ、だから核廃棄物最終処分場の適地なんだ、いざとなったら世界有数の古い湖である琵琶湖も適地の一つに過ぎないのだ、候補地になっても少しも不思議ではないのだ、当然なのだ、などと強く確信したのでありませう。それで地図に琵琶湖を記入することを止めにしたのでありませう、まことにアッパレであります、アッパレ過ぎます。

かようなしだいで、琵琶湖が消えてしまうという、今夜の大怪談の作者は仕事熱心な政府のお役人たちということになります。

まことに、笑い話では済まないフザケ過ぎの無神経極まる話であります。知事の三日月クンも、環境省も、環境活動に熱心な諸氏も、このおふざけマップを訂正するような抗議すべきでありませう。

GGIはこのようなブラック過ぎるお粗末ユーモアが大好きでありますから抗議するつもりはございませぬ。

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

コメント
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