UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

エビデンスはあるの?という近藤先生の声

2017-07-09 01:26:32 | 日記

7月2日の「意外に優れもの?!医療用ストッキング」と題した日記を書きました。

GGIは六月のはじめに左足のふくらはぎに突然激しい痛みを覚え、市民病院の救急外来や整形外科で診てもらったところ、椎間板ヘルニアの診断。処方してもらった鎮痛薬も大して効き目がないようであり、困っていたところ、知人が《足の血行がよくないのかもしれない、試にこれを使って見たら」と医療用のストッキング(ハイソックス)なるものを持ってきてくれました。さっそく試してみたろころ痛みがかなり軽減されましたので、どうやらこの医療用ストッキングなるもの以意外に外に優れものかもしれないと書きました。

そんなどうでもいいこと読んでも忘れてしまったと言う方は以下のサイトをご覧くださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170702

この日記をかいてから数日後、どこからか声がきこえてきました。はるか遠くからのようです

「GGIサン、医療用ストッキングは効果があるとのことですが、果たしてそのエビデンスは存在しているのですか?」

声の主は現在のガン治療法など医療の在り方について、歯に衣を着せぬ批判的な発言をしておられるあの近藤誠先生です(元慶応大学医学部放射線科講師)。

「エビデンスがあるか?」は近藤先生の持論です。エビデンスという用語は医療の分野においては、ある治療法が有効であることの科学的証拠と言った意味で使われています。つまり先生の質問は次のような意味です

「GGIさん、医療用ストッキングは効果があったと言っているけれど、その科学的証拠はあるのですか?」。

ここでいうエビダンスすなわち科学的証拠というのはもっと具体的に言いますと次のようなことです。ある治療法に関して、それが有効である、効果があると結論づけるには、その治療法を用いた場合の結果とその治療法を用いなかった場合の結果を科学的に正確に比較対照したデータが存在しており、その結果治療効果に有意な差が存在していることが必要であるということです。

近藤先生は、世の中にはこのエビデンスが存在していない治療法が数多く存在しており、エビデンスに欠けているにもかかわらず、実際に治療の現場で用いられているという現実が存在していると厳しく批判されています。

近藤氏は大学病院で働いておられたころ、毎朝早朝に仕事場に向かい、さまざまな治療法に関して果たしてエビデンスが存在しているか否か、世界の文献を調査し、その調査研究に数万時間を費やしたと著書に書いておられます。

GGIは遠くから聞こえてきた声にはたと迷ってしましました。エビデンスなあ、そういえば医療用ストッキング、効果があったと思っているけれどエビデンスといわれるとなあ、別にストッキングを使った場合と使わなかった場合を正確に比較したわけでもないしなあ・・・・」

かようなしだいで、先生の声を聞いてから、素直なるGGIはさっそくエビデンスを求めることにいたしました

つまり、医療用ストッキングを用いた場合、鎮痛薬を用いた場合、ストッキングも鎮痛薬も用いなかった場合の左足ふくらはぎの傷み具合を一日単位で比較してみたのです。ここ1週間ほご、GGIは治療法の比較実験を行ってみました。

その結果、実は効果の有無あるいは効果の差異はまことにはっきりしないものでありました。痛みがあるときはストックングを用いても、あるいは鎮痛薬を用いても痛みありますし、もちろん両者のいずれも使用しない場合にも痛みがいたします。逆に痛みが穏やかな場合はストッキングを用いても鎮痛薬を用いても、あるいはこの両者を用いなくても痛みは穏やかなのであります・・・・

つまり現時点では、医療用ストッキングの効果、鎮痛薬の効果は判然といたしません。いったいこれは何を意味しているのでありませか・・・・

痛みが激しかった当初は、これらの療法は一定の効果を有していたのものの、時間の経過とともに自然に痛みがやわらいでいくにつれ、これらの療法の効果は判然としなくなった、その結果、エビデンスもはっきりしなくなったという事かもしれしれないというのがGGIの暫定的な結論であります

以上のようなわけで、7月2日の日記に、医療用ストッキングは「意外に優れもの?!」とクエスチョンマークを付けておいたのは正解であったのではなろうかと、まことに見苦しい弁解をしておきたいと思います

今日の写真は近藤先生の最新の本《「余命3カ月」のウソ》(ベスト新書:KKベストセラーズ)の表紙を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くだいませ

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ

グッドナイト・グッドラック!

コメント
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