昨日は蒸し暑い一日でありました。どんよりと曇り、湿気むんむん・・・
GGIは珍しく早起きと申しますか午前7時過ぎに目が覚めてしまいました。あっ、今日はゴミを捨てに行く日だと気がつき、たまっていたゴミを一掃してから朝刊を手にしましたら、アベ君の写真が出ておりました。一昨日あった閉会中の国会で行われたカケ問題などについての集中審議のニュースです。
アベ君の顔写真をながめながら、人は見た目ではないとは言うものの、この人物、やはり人相と申しますか、容貌、要するに顔つきで損をしているではないかなあとGGIは若干同情いたしました。どうみても、いわゆる巧言令色、仁は少ないのではなかとの感が拭えないからです。朝っぱらからこのようなスキャンダラスなニュースは身体によくありませぬ。
朝からむし暑いうえ、暑さを倍増させる蝉しぐれ、ここしばらくは椎間板ヘルニアによる足の痛みは和らいできているものの、喉の調子が問題、すこし調子がわるいとすぐにゼンソクの発作が出そうになるし、何だか眠りは浅いし、庵のなかは若干のカオス状態、髪は野放図に伸びてむさくるしいし・・・・どうも我が人生、落ち目だなあ、よくないなあ、このへんで遅まきながらと申しますか、もうとっくに遅すぎるのでありますが、生き方を変えないとあかんなあ、それにしてもどうしたものやろう・・・
などと、しばし思いを巡らしたのち、人生を変えるには、まことに安易でありますが、まずは手っ取り早い方法、すなわち外観を、見た目を変えるのが一番と思い至りました、伸び放題の髪をカットしてもうらことにしたのです。これで多少は気分が変わるでかもしれない・・・
そこで西武さんの近くの全国チェーンの美容院へ赴きました。さいわいお店は空いておりました、カットは1500円です
元気な体力十分そうな女性の美容師さんがききます
「今日はどうしませう?」
「カットや、そやなあ、それに暑くて汗もかいたし、シャンプーしてもらうかなあ、そうや、去年の夏、メントール入りのシャンプーしたもらったけど、あれ、ムチャクチャ良かった!頭の中がスースーして、まるで風が脳みそのあいだをびゅんびゅん通り過ぎていくみたいで、はまってしまうなあ・・・」
「普通のシャンプーは500円ですけど、メントール入りは800円です」
「えっ、そうなの?去年は500円やったと思うけどなあ・・・」
「去年は、まあ、お試しコースということでサービスしたんですが、ことしは別料金なのです」
「そうかあ、じゃあ普通のシャンプーにするかなあ・・・でもあのメントールシャンプー、まるでドラッグみたいな爽快な気分になるから止められんなあ、やっぱりメントールにしてください」
「わかりました、女性の方はコラーゲンのシャンプーされる方が多いですけど」
「コラ―ゲンなんか、そんなもの意味ないやん、とにかくメントール!」
かようなしだいでメントール入りシャンプーを実行、美容師さん、指先の力がなかなか抜群、頭を揺さぶられましたが快適でありました。そのままメントールでスースー風が通り抜ける頭を元気な青年にカットしてもらいました。しめて1500円+800円+プラス消費税でありましたが、これで気分が変わって生き方を変えることができるのであれば、お安いものであります。
でも生き方を変えるにはこれだけでは不十分であることは言うまでもありません。もっと実効性のある方法が必要です。
実効性のある方法がどのようなものであるかはGGIには分かりかねました。そこでまたしても安易な方法を採ることにたいしました
近くの西武さんのなかにある本屋さんに行くことにしたのです。本屋さんに人生が落ちているわけではないのですが、ちかごろの本屋さんは実用書の類であふれており、その中に「人生ハウツー本」とも言うべきコーナーがあります。人生いかに生きるべき、という本を集めたコーナーです。このコーナーに行けばGGIの生き方が発見できるかもしれないとムシのいいことを考えたのであります。
そこで西武さんの最上階にある本屋さんへ。お目当ての「人生ハウツー本」がどっさり並んでおりました。みなさん、それぞれ人生にいろいろ悩んでいることがよく分かります。
今日の写真は、この「人生ハウツー本」の一部を撮ったものです。どうかクリックしてご覧になり、世の中のありようをしかとご観察ください。
いろんな本がありますね、以下に若干の人生ハウツー本の題名を挙げておきます。
感情的にならない話し方
感情的にならない本
感情の整理 上手い人 下手な人
自分は自分 人は人
自分だけはいつも自分の味方
人の2倍ほめる本
身軽に生きる
あなたの人生を誰かとくらべないで
図太くなれる禅思考
顔ニモマケズ
なぜ生きる
平常心のコツ
鮮やかに生きる
どうです、いろいろあるでせう、これはホンの一部です、まだまだわんさかあるのです。人生、悩みがつきないのです
GGI、しばしこの本棚を眺めていましたら、オレでも人生ハウツー本の一冊ぐらい書けるのではないかと不遜なことを思ってしまいました
たとえば。GGI著「人生ハウツー本を読ますに生きる方法」などというのはいかがでありませうか・・・
しばらく、これらの結構そうな本の群れを眺めていたのですが、優柔不断名人のGGI、結局何も買いませんでした。ところがも、本屋さんの片隅にあるカフェなるコーナーでコーヒーを飲もうとレジの近くを通りかかりましたら、「肺炎がいやなら、喉を鍛えなさい」という本が平積みしてあるのに遭遇、GGI思わず衝動買いをしてしまいました。
本の帯には「一万人を治療した名医が教える、一日5分の《のど体操》、むせる、咳き込む、かすれ声」と書いてあります
GGI、このところ喉の調子が絶不調であり、冷たいビール、日本酒、よく効いたエアコンの冷気など、刺激物に遭遇しますとすぐに喉が刺激され、そのまま我慢しているとやがて喉の奥からがゼーゼー、ゼンソクの発作の兆候が現れてしまうのです。ですから、その効き目はともかく、GGIは思わずこの本に飛びついてしまったのであります。
帰り道、この本があれば大丈夫と勝手に思い込み、GGIは良く冷えた缶入りの「サントリ角ハイボール」を買ってしまったのでありました・・・
なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!