UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

屋上屋を重ねるブラックな法律はほんとうにブラックだらけ、オールブラックスだ!

2013-11-02 01:14:46 | 日記

みなさんもご存知のとおり、アベ君は特定秘密保護法案なるものを閣議決定して今国会に提出しています

 この法案、何が秘密であるのかそれも秘密だという、そこらへんの安物のブラックユーモアも顔色なしのムチャクチャなものであります、秘密にしておきたかったら、あっ、それは秘密に指定されていますと言えばことが済みます、言われた方には真偽のほどを確かめようがありませぬ、まことにお役人に都合よくできている法律であります

 これではまるで秘密の花園、何でも望むものを秘密にできる秘密のアッコちゃんであります、赤塚不二夫センセイもびっくりであります、それなのに新聞などのメディアでは批判的な論調でいっぱいというわけでもないようです、

 朝日をはじめとした大マスコミ諸氏による反対はそれほど熱を帯びていないように見受けられます、「国民の知る権利の保障に資する報道の自由または取材に十分な配慮をしなければならない」という一文が付け加えられたせいでしょうか、朝日はこの一文は単なる努力規定で実効性はないと批判していますが、もうひとつ迫力に欠けております、果たしてどこまで本気で頑張ることができるのでありませう

 この法案に関して政府は事前にパブリックコメントを募集いたしました、そのとき、GGIは応募するように知人から厳命を受けました、命令でありましたので、素直に従おうと思ったのですが、法律家でも何でもないただの前期高齢者後期の国民に過ぎないGGI、法案の文章を読んでも簡単に理解できそうもありませんので、中身なんかぜんぜん読まずに、締切日の夜に内閣府のナントカカントカというところに以下のような大手抜きのメールを送っておきました

「戦後今に至るまで、国家秘密の漏洩に関して多少の不祥事はあったかもしれないが、こんな法律がなくても大過なくやってきたのだから、こんな法律は不要、それにわざわざ言われなくても忠良なるわが国家公務員は不断からどうでもいい情報まで隠匿する術に長けているのであるから、このような法律を作ることは公務員の秘密主義という強固なる砦に屋上屋を重ねることを意味しているに過ぎない、こんなものサッサとおやめなさい」

 このところ評判が落ちる一方で今や評判すら立たない民主党が「こんな法律を作る前に、もっとフェアに情報が公開されるよう情報公開法の改正を行うべきである」と主張しておりますが、まことにその通りであるとGGIは考えております、民主党のことをとかくこきおろすのが最近の風潮でありますが、この民主党の主張はGGIの経験に照らしてても、まことに適切なものであると言ってよいでありませう

 以下に政府機関による情報公開がいかにあきれるばかりにアンフェアであるか、その見本を今夜はお見せいたします、いつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧くださいませ

 これは今国会に提出された特定秘密保護法案の元となった「特別秘密の保護に関する法律」(仮称)の内容について、「情報公開市民センター」というNPOが情報公開請求を行った結果示された文書であります

 ご覧のように、この法案の要旨がごくごく簡単に記されているに過ぎない左側のページは公開されていますが、肝心の素案の内容が具体的に示されているはずの右側のページは真っ黒けのけ、一面ブラックであります、見事なものであります、ここには写っておりませんが、内閣官房が作成したこの法案の「逐条解説」(案)なるものもニュージーランドのラグビーチームの如くオールブラックスであります!

 特定秘密法案が今国会で成立すれば、ますますこの写真のような一面黒塗りが幅を利かせることでありませう

 いつのことであったか、何年か前のことですが、GGIも驚くような黒塗り事件に遭遇したことがあります。県内で起きた産廃悪質不法投棄事件に関して、投棄した業者が県の照会に対して答えた文書の公開を請求したときのことです。

 業者の回答文書、表題や日付けなどが公開されているだけで、肝心の回答の内容は、その本文はオールブラックスでありました。そして回答の一番最後の行、二文字分のスペースも黒塗りにされておりました

 この黒塗りの部分、二文字分のスペースでありましたから、その内容は簡単に察することができます、本文の最後に示された二文字ですから、この箇所には結語が記されているはずです、つまり「以上」と記されているに違いありませぬ、そしてこの「以上」までお役人は秘密とばかり黒塗りにしていたのです

 GGIはあまりのお役人のアホさ加減に、その抱腹絶倒ともいうべきブラックな秘密主義にあきれ果て、思わず憎まれ口をたたいてしまいました

 「あんたらなあ、どこまでアホなんや、ええかげんにせえ、《以上》がなんで秘密やねん!秘密のアッコちゃんでもこんな恥ずかしいマネはせんぞ!」

 しかしながらお役人たちは黙して語らずでありました、見事な沈黙ぶりでGGIをリッパに黙殺してくれたのでありました

 グッドナイト・グッドラック!

 


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