UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

教会は建物ではありません・・・

2016-08-01 00:09:01 | 日記

昨日、若干早起きしてわがマザーが半世紀以上の長きにわたり世話になった教会の礼拝に出かけました。

GGI、信仰とは縁無き衆生でありますので、まあ、わがマザーに代わって表敬訪問したというところであります。1957年に建てられた礼拝堂、耐え難き耐震性ということで建て替えることになり、いよいよこの8月に着工、ついては現礼拝堂における最後の礼拝を行うので出頭されたいというお知らせがあったために教会に参上したのです

通常の礼拝が終わってから新礼拝堂建立に至る経過の説明などが教会役員の方からありました。

最後に教会を代表して某婦人がお祈りを捧げられました。街角で出会うとニッコリ笑みを浮かべて必ず「GGIさん、もっと礼拝にいらっしゃい」とのたまいますのでGGIが大の苦手としている婦人であります

GGIの教会に対する関係はあくまでも「表敬訪問関係」にとどまるものであります。春と秋のお彼岸に永眠者礼拝なるものが行われますので、GGIは今はなきマザーになり代わって礼拝に出席するのであります。

この婦人、祈りの最後に次のようにおっしゃいました

「教会は建物ではありません。人々が真摯に神と交わり、そしては互いに交わるには、必ずしも建物としての教会は必要ではありません。大切なのは、そこで人々がいかに真摯に神と交わり、そして互いに交わるか、さらには地域社会の人々と交わるかということなのです。そのための場として、教会はあるのです・・・」

この言葉にGGIはいたく感心いたしました。信仰無きGGIが褒めたりするのはまことに僭越の極みでありますが、新しい礼拝堂建設を目前にしての、なかなかの至言であります。

考えてみますと、この言葉は他の場面にも当てはまりそうであります

近ごろの整然とした赤レンガふうのチリひとつ落ちていない「美しいものだけ」しか見えない大学の建物などを目にしますとGGIは「学校は建物ではない」と言いたくなります。

東京都庁をはじめとした自治体の豪華な役所などを目にしますと、役所は建物ではない、と叫びたくなります。

わが湖国が誇る湖畔の豪華「オペラホール」やリッパな県立図書館や美術館などに出入りいたしますと、文化は建物ではない、と絶叫したくなります。

しかしながら、建築に携わっている本当に優秀な方々は、このGGIの叫びは決して的外れでないことをよく理解されていることでありませう。

今日の写真は新礼拝堂の模型を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。設計はヴォーリス事務所によるものだそうであります。(礼拝堂の隣は幼稚園と牧師館です)

グッドナイト・グッドラック!

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