UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

雪が静かに降り積もりました・・・あるいはおフランスの雪・・・

2023-01-25 01:24:10 | 日記
昨日の午後から天気予報通り雪になりました。久しぶりの雪です。湖畔のわがガーデン、夕方、日が暮れるころには一面雪に覆われました。

今日の写真はわがガーデンに降り積もった雪を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ、白一色、汚れなきわがガーデンです

雪が降る地方では雪なんて珍しくもなんともありませぬ。私はアホな青春の一時期をアカシアの街、札幌で過ごしましたが、雪景色に見入るようなことはありませんでした。ところが雪があまり降らない地域で暮らしておりますと、たまに雪が降ったりしますと、雪についての想いはなんとなくロマンチックになってしまいます

たとえば、雪とあまり縁のない、琵琶湖の南端の街で暮らす私が雪を目にしてすぐに連想するのは「雪が降る」というシャンソンです。アダモが日本語でも歌っています

「雪は降る、あなたは来ない、雪が降る・・・・」
まことにおセンチな歌ですが雪が降るのを目にしますと、つい口ずさんでしまいます

雪が降るのを目にすると次に心に浮かぶのはミュージカル映画「シェルブールの雨傘」のラストシーンです。

雪の降り積もったガソリンスタンドで突然再開する二人、カトリーヌ・ドヌーヴが素敵でした。おセンチな映画でありました。しかし、この映画、アルジェリア戦争当時に製作されたものであり、そのため戦争の影がところどころに・・・この映画の監督はずいぶん後になって「当時、フランスではあの戦争に触れることはタブーに近かった。あれが精いっぱいだった」と語っています。ですから単なるおセンチだけの映画ではなかったのです・・・

雪が降るのを目にすると三番目に思い出すのが「ピア二ストを撃て」という映画のラストシーンです。シャンソン歌手シャルル・アズナブールが演じる主人公のピアニストがギャングの抗争に巻きこまれて、降り積もった大雪の中をのたうちながら逃げ回るというラストシーンです。これはおセンチな映画ではありませぬ・・・・

四番目に思い出すのはおフランス映画ではありません。イタリア映画「道」の一シーンです。

アンソニー・クインが演じる荒くれ男の大道芸人ザンバーノがイタリアを代表する女優ジュリエッタ・マシーナ演じる幸薄き女性ジェルソミーナを雪の峠で置き去りにしてこっそり逃げ去っていくシーンです。雪の峠、焚火のそばで毛布にくるまって眠っている、足手惑いになったジェルソミーナを捨て去るのです。大雪ではありませんでしたが、悲しい悲しい雪でありました、悲しい哀しい映画でした・・・「お~ジェルソミーナ、泣かないで・・・」悲しい主題歌をつい思い出してしまいます・・・

雪でお困りの方からすれば、何をどうでもいいノンキなことを書いているのだとお叱りを受けそうですので、今夜はこのへんで失礼いたします

まだ寒さが続くとのことです。どうかみなさ、足元にご用心を

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
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