昨日の朝日新聞の川柳欄、次のような句が掲載されていました
「どことなく蛙の面に似たお顔」
みなさんのなかには、もうアベ君の顔なんか見たくもないという方も少なからずいらっしゃるのではないかと思うのですが、今日はアベ夫妻による例のモリ・カケ・スキャンダルについての話です。もういいよ、うんざりだ!と思われる方はどうか遠慮なしに読み飛ばしてくださいませ
昨日は、国会で久方ぶりという党首討論が行われていましたね。GGIは横目で国会のニュースをチラチラ見ていただけですが、あいかわらずアベ君はヘリクツにもならいなヘリクツをふり回して逃げ切りを試みていました。残念ながら、野党の党首諸氏も、時間不足のせいもあって、追及振りは鋭さを欠いておりました。
枝野クンも弁護士なんだからもうちょっと鋭く突っ込まないといけませぬ。たとえば「金銭の授受はなかったとおっしゃっているが、金銭の授受は行っていないということであれば、その説明は当然、金銭の授受以外の他の何らかのモリカケ問題に影響を及ぼす行為は行っていたことは否定しないということを意味していることになりますね?そうだとすれば金銭授受意外の他の行為というのははどのようなものですか。具体的かつ懇切丁寧に説明してください」
野党の追及不足も気にはなったのですが、やはりGGIがとても気になることは、このスキャンダルのために、人ひとりが死んでいる、人ひとりが人生の道半ばで自ら命を絶っているいう事実がまったく忘れ去られているのではないかということです。おそらくアベ君や自民党諸氏だけではなく、野党の諸氏もこの事実をもう忘れてしまっているのではないかとGGIは深く憂慮しています。もう済んだことだ、というわけでありませうか・・・・
近畿財務局の職員、文書の改竄という不正行為を命じられた職員がその命令を苦にして自ら命を絶った事件です。おさらいになりますが3月18日の日記にこの事件のことを一度書いておりますので、この日記の一部を以下に引用しておきます
《「政官不全の処方箋」と題された特集記事に掲載されていた、法政大学教授の小黒一正という人物の一文です。同氏は以下のように述べていました(3月17日の朝日新聞)
「(財務省が)決裁文書を書きかえをしたうえに、国会に提出していたとは。かつて財務省の行政官として公文書を作成し、管理してきた経験を持つ者として、信じ難い異常なできごとです。その渦中にある近畿財務局の職員が命を絶った悲劇には言葉もありません。」・・・GGIがとても気になったのは最後の部分です。『その渦中にある近畿財務局の職員が命を絶ったという悲劇には言葉もありません』・・・無念の思いを遺書に書き記して命を絶ったというのに、親族の方が「この死をどうか無駄になしいで欲しい」と言っているのに、(政界やメディアのこの職員に死に対する無関心さ、あるいは関心の低さは)このありさまです。まさに寒気がするような沈黙の荒野です。》
この職員の死を無駄にしないためには、事の真相を徹底的に明らかにされなければなりません。いまや与党諸氏には何も期待できないことは明らかです。ですから、野党諸氏はこの親族の方の言葉を肝に銘じて真相の追求に尽力すべきでありませう。
枝野クンは「総理と夫人の行為がもとになって人ひとりが死んでいるのだ、親族の方が、どうかこの死を無駄にしないでほしい、と言っているのだ。貴方は人ひとりが死んでいることをどのように思っているのか、どのような責任を感じているのだ!」で追及すべきでありました
アベ君はどうせ「御気の毒に思います」などと、まるで他人事みたいな門切り型の答しかしないとしても、問題の所在を曖昧にしないために、このように質問するべきでありました。そうでなければ、不正行為に耐え切れず自ら命を絶った人物の死はまちがいなく無駄にされてしまうことになるからです。
GGIの考えでは、極端かもしれませんが、アベ君が結果としてであれ、ひとりの人間を死に至らしめたのですから、殺人の罪を犯しているも同然です。殺人という表現が極端すぎるならば少なくとも「業務上過失致死傷」の罪を犯している可能性が存在していると言えるのです。
直接手を下したわけではないのだから「業務上過失致死傷罪」なんかではないと思われるかもしれませんが、たとえ間接的であろうとも、アベ君とその夫人をこの罪で法的に訴えることはできるのです。
と申しますのは、4月10日の日記で言及しました福島原発事故についての東電幹部の刑事責任を問う裁判では、事故当時の東電幹部は、「業務上過失致死傷」の罪を問われているからです。
この裁判に際しての起訴状には以下のように記されているのです。
「(元東電幹部の)三人は適切な安全対策を行って福島第一原発事故を引き起こし、原発近くの病院に入院していた患者らに長時間の輸送・待機をともなう避難を余儀なくさせて死亡させた」(添田孝司著、岩波新書「東電原発裁判」より引用)
この起訴状を参考にするならば、さしずめ以下のように主張することができるでありませう。
「安倍首相は、自身とその夫人による森友学園スキャンダルを隠蔽するよう、財務省幹部に指示し、あるいはその旨を財務省幹部に忖度せしめ、そのために同省幹部は近畿財務局の職員に公文書の改竄という明らかな不正行為を強要した。その結果、不正行為に苦しんだ職員を自死による死に至らしめた。したがって、この総理の行為は業務上過失致傷の罪に相当する」
これは決して冗談なんかではありません。アベ君とその夫人が、直接であれ間接であれ、近畿畿財務局の職員の死に責任を負っていることは否定できないからです。
とにかく、人ひとりが死んでいる事実を、政界も官界もメディアももっと直視すべきです。そうでなければ、この職員の死は間違いなく無駄にされ、忘れ去られてしまいます。役人ひとりの死なんでどうでもいいというのでありませうか・・・
不正行為に苦しみ自ら命を絶った人間の無念さを真剣に顧みようとしない政治や社会はまさに荒野以外のなにものでもありませぬ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
今日の話題はなんともやりきれない内容でありましたので、今日の写真は本文と関係ないものを掲載しておきます。緑滴るわがガーデンを撮ったものです。
グッドナイト・グッドラック!
「どことなく蛙の面に似たお顔」
みなさんのなかには、もうアベ君の顔なんか見たくもないという方も少なからずいらっしゃるのではないかと思うのですが、今日はアベ夫妻による例のモリ・カケ・スキャンダルについての話です。もういいよ、うんざりだ!と思われる方はどうか遠慮なしに読み飛ばしてくださいませ
昨日は、国会で久方ぶりという党首討論が行われていましたね。GGIは横目で国会のニュースをチラチラ見ていただけですが、あいかわらずアベ君はヘリクツにもならいなヘリクツをふり回して逃げ切りを試みていました。残念ながら、野党の党首諸氏も、時間不足のせいもあって、追及振りは鋭さを欠いておりました。
枝野クンも弁護士なんだからもうちょっと鋭く突っ込まないといけませぬ。たとえば「金銭の授受はなかったとおっしゃっているが、金銭の授受は行っていないということであれば、その説明は当然、金銭の授受以外の他の何らかのモリカケ問題に影響を及ぼす行為は行っていたことは否定しないということを意味していることになりますね?そうだとすれば金銭授受意外の他の行為というのははどのようなものですか。具体的かつ懇切丁寧に説明してください」
野党の追及不足も気にはなったのですが、やはりGGIがとても気になることは、このスキャンダルのために、人ひとりが死んでいる、人ひとりが人生の道半ばで自ら命を絶っているいう事実がまったく忘れ去られているのではないかということです。おそらくアベ君や自民党諸氏だけではなく、野党の諸氏もこの事実をもう忘れてしまっているのではないかとGGIは深く憂慮しています。もう済んだことだ、というわけでありませうか・・・・
近畿財務局の職員、文書の改竄という不正行為を命じられた職員がその命令を苦にして自ら命を絶った事件です。おさらいになりますが3月18日の日記にこの事件のことを一度書いておりますので、この日記の一部を以下に引用しておきます
《「政官不全の処方箋」と題された特集記事に掲載されていた、法政大学教授の小黒一正という人物の一文です。同氏は以下のように述べていました(3月17日の朝日新聞)
「(財務省が)決裁文書を書きかえをしたうえに、国会に提出していたとは。かつて財務省の行政官として公文書を作成し、管理してきた経験を持つ者として、信じ難い異常なできごとです。その渦中にある近畿財務局の職員が命を絶った悲劇には言葉もありません。」・・・GGIがとても気になったのは最後の部分です。『その渦中にある近畿財務局の職員が命を絶ったという悲劇には言葉もありません』・・・無念の思いを遺書に書き記して命を絶ったというのに、親族の方が「この死をどうか無駄になしいで欲しい」と言っているのに、(政界やメディアのこの職員に死に対する無関心さ、あるいは関心の低さは)このありさまです。まさに寒気がするような沈黙の荒野です。》
この職員の死を無駄にしないためには、事の真相を徹底的に明らかにされなければなりません。いまや与党諸氏には何も期待できないことは明らかです。ですから、野党諸氏はこの親族の方の言葉を肝に銘じて真相の追求に尽力すべきでありませう。
枝野クンは「総理と夫人の行為がもとになって人ひとりが死んでいるのだ、親族の方が、どうかこの死を無駄にしないでほしい、と言っているのだ。貴方は人ひとりが死んでいることをどのように思っているのか、どのような責任を感じているのだ!」で追及すべきでありました
アベ君はどうせ「御気の毒に思います」などと、まるで他人事みたいな門切り型の答しかしないとしても、問題の所在を曖昧にしないために、このように質問するべきでありました。そうでなければ、不正行為に耐え切れず自ら命を絶った人物の死はまちがいなく無駄にされてしまうことになるからです。
GGIの考えでは、極端かもしれませんが、アベ君が結果としてであれ、ひとりの人間を死に至らしめたのですから、殺人の罪を犯しているも同然です。殺人という表現が極端すぎるならば少なくとも「業務上過失致死傷」の罪を犯している可能性が存在していると言えるのです。
直接手を下したわけではないのだから「業務上過失致死傷罪」なんかではないと思われるかもしれませんが、たとえ間接的であろうとも、アベ君とその夫人をこの罪で法的に訴えることはできるのです。
と申しますのは、4月10日の日記で言及しました福島原発事故についての東電幹部の刑事責任を問う裁判では、事故当時の東電幹部は、「業務上過失致死傷」の罪を問われているからです。
この裁判に際しての起訴状には以下のように記されているのです。
「(元東電幹部の)三人は適切な安全対策を行って福島第一原発事故を引き起こし、原発近くの病院に入院していた患者らに長時間の輸送・待機をともなう避難を余儀なくさせて死亡させた」(添田孝司著、岩波新書「東電原発裁判」より引用)
この起訴状を参考にするならば、さしずめ以下のように主張することができるでありませう。
「安倍首相は、自身とその夫人による森友学園スキャンダルを隠蔽するよう、財務省幹部に指示し、あるいはその旨を財務省幹部に忖度せしめ、そのために同省幹部は近畿財務局の職員に公文書の改竄という明らかな不正行為を強要した。その結果、不正行為に苦しんだ職員を自死による死に至らしめた。したがって、この総理の行為は業務上過失致傷の罪に相当する」
これは決して冗談なんかではありません。アベ君とその夫人が、直接であれ間接であれ、近畿畿財務局の職員の死に責任を負っていることは否定できないからです。
とにかく、人ひとりが死んでいる事実を、政界も官界もメディアももっと直視すべきです。そうでなければ、この職員の死は間違いなく無駄にされ、忘れ去られてしまいます。役人ひとりの死なんでどうでもいいというのでありませうか・・・
不正行為に苦しみ自ら命を絶った人間の無念さを真剣に顧みようとしない政治や社会はまさに荒野以外のなにものでもありませぬ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
今日の話題はなんともやりきれない内容でありましたので、今日の写真は本文と関係ないものを掲載しておきます。緑滴るわがガーデンを撮ったものです。
グッドナイト・グッドラック!