(©Amnesty International/Photo:Kim Yonggi)
昨日の日記に知ったかぶりして韓国の徴兵制のことを少しかきましたが、情報源は人権NGOアムネスティ・インターナショナル日本のホームページです(http://www.amnesty.or.jp/news/2015/0515_5340.html)
その内容をもう少し詳しく正確に記しますと以下のとおりです
北朝鮮との緊張関係が続く中で、韓国の男声は兵役を義務づけられています、ほとんどの場合20歳台はじめに徴兵され、兵役期間は21~24カ月、この期間が終了しても、予備役として8年間、年最大160時間軍務に就くよう求められます、韓国の若者たちは通算10年間も何らかの形で軍務に従わなければならないということになりますね・・・
良心的兵役拒否については、政府は「代替服務制度を導入すれば、国の安全保障が脅かされ、社会的結束が揺らぎかねない」と主張しています
韓国は諸外国とくらべて兵役拒否を理由に投獄するケースが多いとされており、現在少なくとも600人が投獄されています。兵役拒否の理由のほとんどは宗教あるいは平和主義の考えによるものとされています
最初の兵役を拒否すると3年以下の実刑に処せられ、予備役を拒否した場合は重い罰金が科せられます
朝鮮半島の治安情勢から、兵役は社会的に愛国的義務と考えられており、拒否した男性たちは裏切り者呼ばわりされかねません、また、厳しい経済情勢のなかでただでも若者たちは深刻な就職難に著面していますが、兵役拒否は犯罪歴として残るため、兵役拒否したならば、就職は極めて困難になります
国際法では、刑罰などを受けることなく、良心あるいは個人的な信念を理由に兵役を拒否する権利がすべての人に認められています
2007年に韓国国防部は「2009年までに、良心的兵役拒否者のための代替役務規定を導入する」と発表しましたが、2008年の大統領選後、政府は国民の支持を得られないことを理由に、この計画を無期限に保留すると発表しました
今日の写真は、宗教的理由で兵役を拒否し、投獄されている韓国の若者です、クリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!