UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

人間だけがえらいというわけではありません・・・

2015-05-07 00:01:47 | 日記

四月のはじめに、茨城県の海岸で、10キロ以上にわたり大量にイルカが浜辺に打ち上げられるというできごとがありました、東日本大震災の直前にも同じようなことがありましたので、大地震の前兆ではなかなどと噂されたりいたしましたが、原因は定かでありません

 イルカはもと陸上に住んでいたけれども大昔に海に還っていった生物だそうです、詩人の川崎洋がそんなことを「イルカ」と題した詩に書いておりました、今日はこの愉快な詩の紹介です

 イルカ   川崎 洋

 イルカは
もと陸上に住んでいたが
五千万年ほど前に
海へ還っていった生物だと聞いた
会話音の基本型は七十五
日本語のアイウエオより多い
上は三百キロヘルツくらいの音を出す
ひとは十六か十七くらい
チンパンジーより段違いに秀れた頭脳を持つ
秀れた
というのはヒト側に立った計測の表現だが
海のなかでは
口をあけて泳いでいるだけで
エサが入ってくる
だから彼らは
ヒトが衣食住に苦労し努力するような
そんなあがきとは無関係に
暮らしてきた
もしイルカが陸上にとどまり
衣食住に努力していたら
ヒトは
これほどには栄えなかっただろう
という
いま彼らは海で
ふざけたり遊んだり
そのほかにすることがない
ただそれだけの話
めでたしめでたし

 今日の写真はイルカと何の関係もありませんが、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 湖岸の風景です、わが淡海にはイルカはおりません、でも竜宮城はあるとされております

 グッドナイト・グッドラック!