UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

そんなつもりではなかったけれど屋上屋が重なってしまった・・・・

2013-10-28 00:24:15 | 日記

「屋上屋を重ねる(架す)」という表現がありますね。GGI、最近湖岸近くで、文字通り屋上屋を重ねた光景に遭遇いたしました。

 いつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧くださいませ、屋上屋が重なってしまっている光景を撮ったものです 

「屋上屋を重ねる」というのは、わざわざ無用な行為を付けたすといった意味でありますが、この重なってしまった上方のマンションは無用の長物ではなく立派に役に立っているのですから、一見したところ屋上屋を重ねたように見えましても、重ねたことは重ねたのでありますけれども、屋上屋を重ねたわけではないとも言えます

 などとマジメに考えますとだんだんややこしいことになりそうですが、おそらく慧眼のあなたは「コラッ!GGI、何デタラメを吹いているんだ、この写真、屋上屋が重ねっているように見えるだけの話じゃないか、二棟の高層マンションを、重なって見える方向から撮っただけの話じゃないか」とおっしゃることでありませう

 まことに事実はそのとおりであります、しかしながら事実は、あるいは現実は、ある意味で「屋上屋を重ねる」こと以上に厳しいものであります、何が厳しいのか、そのわけを以下にご説明申し上げます

 もう一度写真をご覧くださいませ、先に建てられたのは手前のマンションであります、そしてこの手前のマンションは、当初、わが麗しの淡海を一望できることがウリでありました、ところがやがてこのマンションよりも更に湖岸寄りに、一段と高層のマンションが建てられてしまったのです、このため湖を望むことができると思って手前のマンションに入居した人々にとりましては、後で建てられたこの高層のマンションは屋上屋どころの騒ぎではありませぬ、ジャマ以外の何物でもありませぬ

 最近、湖都では湖岸沿いに競うように次々な大きなマンションが建てられています、このため、かような現象がときとして起きるのです、

 湖が見えると思ってせっかく入居したのに目の前にさらにマンションが建ってしまったので見えなくなってしまった、うっとうしくてたまらんとばかり、後で建てられたほうの、より湖岸に近いマンションに転居する人もなかにはいるのだそうであります

 景観権という法的概念は一応は存在しております、そのためときおり景観権を巡って裁判沙汰になったりすることがあるのですが、景観権を主張している方が勝つ例は少ないようです、すなわち、日本ではこの権利は法律的に正当な権利として十分に認められているとは言い難いのです、このため日本は自由主義の国だぞお、どこに大型マンションを建てようが手前の勝手でしょ、というエゲツナイ儲け主義のマンション建設屋さんが大手を振ってバッコすることになるのです

 グッドナイト・グッドラック!