みなさま、今日も暑い一日でしたね、
日中はただただ暑さにうんざりして過ごして、夕方からは日本の経済と同様にいつまでも長期低落傾向から脱することができないわが脱原発のデモにちょっぴり顔を出し、日が暮れてしまってからは町内会で地蔵盆とやらのこまごました相談、どこでも女性たちは元気でありましたが、GGIはただ傍であいかわらず暑さにうんざりしていただけでありました、
暑い日が続きますと、とくに老人は熱中症に注意しろなどと言われますが、いつであったか、中東あたりの強い日差しが降り注ぐ熱砂の工事現場での熱中症予防法がテレビのドキュメンタリー番組で放映されておりました
日本とフランスの会社が共同で行っている何かのプラントの大建設工事です
フランス側の工事が遅れているため、日本の技術者たちはイライラがつのっております
毎朝、工事現場に向かう前に作業員たちを集めて朝礼が行われます
作業員のみなさんの国籍は多様、中近東やアジアの十数カ国にも及んでいます
共通語は簡単な英語のみ、
そのような現場でどのようにして熱中症になるのを防ぐのか・・・
数十人の作業員を前に、日本人の若き現場監督が大声で叫び、命じます
Drink Water ! Drink Water ! Drink Water ! Drink Water !
Drink ! Drink ! Drink ! Drink !
Water ! Water ! Water ! Water !
Drink Water ! Drink Water ! Drink Water ! Drink Water !
以上!
極めて明快かつ簡潔であります
GGIは思わず感心してしまいました
必要なことのみを簡潔明瞭に伝える
これがコミュニケーションの極意でありますが
若き現場監督さんのこの朝礼はその見事なお見本であります
GGIの友人のなかにも親切に注意してくれる人はおりますが、これほど簡潔でも明朗でもありませぬ
《GGIも年やから熱中症に注意せなあかん、老人は家の中にいても熱中症になることがある、わかったか!》
このようなお言葉、親切なおつもりでしょけれど、どこかGGIや老人に対する敬意が欠けている疑いが濃厚であるため
《さようでございますか、貴重なるアドバイスに心から感謝申し上げます、しかしながらせっかくのお言葉ではありますが、私は何事にも熱中したことはございません、ですから熱中症なるものとは無縁でございます、ご心配なく》
などとお答えしておきます
そうしますと、友人の多くは「何をショモないこと言ってる、冗談言っている場合じゃないだろう、このオッサン、どこまでアホなんや」と軽蔑のまなざしになるのみでありますが、中には次のように忠告してくれる友人もおります
《そうかぁ、GGIは何事にも熱中したことがないのかぁ・・・それはヤバイ、おおいにヤバイ・・・そういうタイプが一番危ないのや、熱中したことがない人間がいったん熱中症にかかるとほぼ100パーセント重篤の症状を来たし、極めて死亡率が高い、注意しろよ!》
ほんとうですかねぇ・・・・
でも、この友人のアドバイスに従っているわけではないのですが、うだる暑さの今日この頃、何事にも熱中しないようにと、ついついダラダラと日々を過ごしており、まことに恥ずかしき限りであります
先日の新聞に書いてあったのですが、
日本人男性の平均寿命は79歳だそうであります
あヽ、どんどん日暮れが近づいてくるのであります・・・
というわけで今夜は夕暮れの写真です
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グッドナイト・グッドラック!