
「桃栗三年柿八年」
「いろんなことをするとき七年後を目安というか
節目に考えるとよい」というのを何かで読んだ。
七年後の風景はなかなか描くことが難しいと
子どもがまだ小さい時は思っていた。
例えば、
「生まれた赤ちゃんが小学校に行くようになる」
「小学3年生の子どもが高校生になる」
「中学生の思春期の子が二十歳の成人式に出席する」
どのシーンも親としては無我夢中で過ぎていった七年のような気がする。
先を見通して、、、などということはできなかった。
会に生産者として入会して丸七年が過ぎた。
土といのちの納入業者として安定供給を目指すことは、
有機栽培が為に、ある面非常に難しいことだったが
プロとしての底力は養えたように思う。
それ故、できた作物をその都度自由に並べることができる
スーパー内の生産者コーナーや高知オーガニックマーケット、
ワイルドローカルマーケットの存在は非常にありがたいと感じることができる。
楽なところから始めていないからこその学びと経験が身を助けていると感じる。
これからの七年。
年の功かもしれないが、
若い時に思い描けなかった先行きが少し見えるような気がしている。
二年後からは夫の職場定年退職を機に間違いなく生産ペースや規模が変わる。
そのための機械化であり設備投資であり、栽培品目の精査だった。
土作りには終わりは無い。
目に見えない微生物と付き合う暮らしは本当にありがたく楽しい。
そして、同志のような方々とのお付き合いもまたありがたく楽しい。
そこには生産者、消費者の垣根はない。

わたなべ農園のニンジン/タマネギ/ショウガも登場します

高知 蔦屋書店3F オーガニックスタイルキッチンにて
12月から、火曜日、水曜日の限定で、
有機栽培の玄米や野菜を中心としたスープセットが始まるそうです。
肉、卵、乳製品、砂糖やみりん、化学調味料 は一切使用せず、
高知オーガニックマーケットの野菜をたくさん使ってのメニューになります。
わたなべ農園の大切な同志Tさんが調理担当します!
超楽しみ♡
スープセット¥850(税込)10:00〜19:00営業
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年1月号より転載しました。