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高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

にこにこ通信 12月1日記

2019-12-13 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上農園の井上正雄です。

いつもありがとうございます。
今年も1ヶ月となりましたが、最近の天候にはいよいよ困っています。

たとえば、玉ネギ作りについても1昨年と昨年の天候の違いは全く正反対となり、
1昨年は12月から3月の天気は、低温と小雨のため、
球(たま)太りが悪くピンポン玉位の大きさで減収となりましたが、
昨年の天気は12月~3月が高温で多雨のため、
太玉となり太りすぎて病気が発生して半分位捨ててかなりの減収となりましたが、
今年はどうなるかわかりません。

水稲はあぜぎわに生えていたやっかいな芝草が田の中まで生えこんできて
対応が遅れたため、今までにない位減収となりました。

そのうえ一つ大きな問題が起こってきました。
我家の西北に何10年も雑草の生えていた1ヘクタール位の土地がありましたが、
この土地を県外の業者が買い取って
7月頃からここへ太陽光発電をやるといううわさがありましたが、
今月初めにその業者の社長と地元の業者が来て、
来年の1月頃から工事を始めたいというてきました。

そのため地元で集まって協議した結果、
10人以上の役員を決めて反対運動を行っています。
そこの土地は、上からの大水の流れを下に流す遊水地帯のため、
この土地に設置されると全体が浸水して大変な被害の出る大事な所です。
それと太陽光発電自体からも毒性の強い材料が流れ出たり、
騒音がしたり、台風等が来るとガラスがとび散ったり、
その地区一帯に電磁波が出たり、火事になったりする事もあるそうです。

私は地区の防災部長の役をしているため、
役員の中でも3人位がリーダーの役をくくりつけられて、
それがなくても毎日が忙しい生活の中でも
特に忙しくなって反対運動をしています。

最近の高知新聞を見ると、四万十市でも同じ問題が3年位前より起こり、
中止になった様に書かれていましたが、
私達はまだ始まったばかりで何年かかるかわかりませんが、
仕事と運動の両立を考えると頭の痛い事ばかりです。
何か良い方法があれば、ぜひ教えてください。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年1月号より転載しました。
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