高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

山の畑から 11月29日記

2019-12-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
土佐町 山楽の上土井崇です

今年もあと1か月になりました。
一年一年が早く感じます。

この一年は元気な野菜を作るため、土づくりに力を入れてきました。
そうしていくと、土とは何だろうという疑問が出てきました。

もともと地球には岩とその砕けた砂しか存在しませんでした。
その砂にバクテリア・菌類・コケ類などが住みつき、
動物や植物の死がいがたまっていきます。
つまり、ただの岩から土に変えてきたのは様々な生命たちになります。

そうすると、「土」は生命の歴史そのものだと言えそうです。

生命は土から生まれ、土に還ります。
「土」と「生命」は、この循環で成り立っています。

元気な野菜ができるのは、生命のつながりを支える土のおかげです。
土づくりに力を入れてると、
簡単に言ってはいけないと思うようになっています。

まずは、この社会が土から遠ざかっていかないように、
土を大切にして、野菜を育てていきたいと思います。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年1月号より転載しました。
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