☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

子供の不適切な言動に直面した時の対応

2024-06-04 | 子供の発達関連
低年齢のお子さん達が一緒に遊ぶプレイデイトなどに行くと、我が子が周りの子達とトラブルを起こさないかなど、ストレスを感じてしまう親御さん達、きっといますよね。

特に、物の取り合いや、手足が出たり、噛みついたり、癇癪を起こしたり。。

私の経験上、親達は周りの大人達の反応を気にしてしまったり、我が子をよく知らない大人達が可愛い我が子をネガティブにジャッジしてしまわないか。なんて心配がよぎってしまう方達もいるかなと思います


これは就学前のお子さんに限らず、幼稚園生、小学生、思春期の子達にも、きっと私達大人にとっても同じかなと思う事として

「なぜ不適切な言動をしたくなったのか」そこに理解を示すプロセスがあるかないかで、その後の素直さや態度が変わってくると思いませんか

実際、私はそれらの経験をいろいろな所で実感しました

噛み付く、叩く、物を投げる、押す、蹴る、唾を吐く、ひっかく、など身体的に自分や誰かが怪我をするリスクがある場合は、事前に予防できれば声かけや、手を止めるなどして その行為を止める事もできると思います

その時に、その言動が適切か、不適切か判断能力がある子に対しては「たたくのはいいの?」と声掛けするだけで、本人が手を止める場合もあります

それでも、気持ちや行動を抑えられず不適切な方法を使ってしまった場合

私の中での鉄則

1、子供が落ち着くのを待つ。または落ち着かせる。 (癇癪中、感情がたかぶっている時、周りの声掛けは残念ながら届きません)*もちろん安全環境は確保

2、何がしたかったかをたずねてみる。言葉で話せる子は その子の話を聞いてみる。
まだうまく話せない時は、予想を伝えてみる。「これを使ってみたかったの?」「自分が持っているこれを取られると思ったの?」「壊されてしまったのが嫌だったの?」「もっとやりたかったの?」など。ジェスチャーや頷きで答えてくれる事もある

*この時、子供の答えや反応をできるだけ待つ。 子供は大人のスピード感では応答できないのと、子供それぞれに考える時間も異なるので、考え中の可能性を考えて大人は子供から即答を期待しない。

3、その子の発言、考えに理解を示す。

そして、ここからが大人の役割!

4、理解を示した上で、「どうしたらよかったのか」適切な言動を伝える。

これ、本当に大事なんです。

例えば「この車を〜も使いたかったの?」に対して、そうだとの反応が得られた時は「私も使っていい?って聞いてみたらいいと思うよ」などの、提案をしてみます。

「〜しなさい」ではなく「こういう選択肢があるんだよ」と提案するような伝え方です

気持ちが落ち着いた後の子達は、大抵そうすれば良いのかと、そう伝えてくれます。

5、相手の気持ちについて一緒に考えてみる。自分が不適切な対応をしてしまった相手の子に対し、急に叩かれて、噛みつかれて 嬉しかったかな?痛かったかな?悲しかったかな? 

わかる場合は、自分で「ごめんね」が言えます。

わからない場合は「叩かれて痛かったんだよ。」そういう時は「ごめんね」って言うんだよ。

と導いであげると、子供達素直に対応します

子供達は、学んでいる最中。自分のその瞬間の気持ちや欲求で不適切な言動を選択してしまった時は、それが不適切であることを伝え、その代わりに こういう適切な言動があるという事を伝えていくと、子供達少しずつ、少しずつ 適切な方法を学んでいきます

誰かが怪我をするのは避けたいけれど、子供同士の日常トラブルは、実は声掛けや導き方によっては子供達が社会性を学ぶ絶好のチャンス!

気持ちや行動のコントロールが特に苦手な子は、年単位で時間がかかる事ですが、兄弟がいる家庭は、ご家庭でも同じように対応すると(家庭内では素直になれない時もあるかもしれませんが)、少しずつ、少しずつ適切な方へ変わっていきます。

ポジティブな声掛けも大切です。



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