☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

お留守番、一人歩き、チャイルドシートなどの基準

2023-10-11 | 子供の発達関連
10歳未満の子供のお留守番や、公園で子供だけで遊ぶ事が不適切という日本のニュースを見ました

様々な意見が出て、議論することは課題が見えてきて とても良いことですよね。
この話題、車のシートベルト&チャイルドシート着用義務の議論を思い出しました。
そして、お留守番や独り歩きに関して反対意見多数の日本は治安が良い国なんだなあと改めて感じます

私が子供の頃は、チャイルドシートを使った事がなく、後部座席でゴロゴロしたり、走行中も動き回っていました。(今思うと楽しかったけど恐ろしい〜)

幼稚園の頃には近所の友達宅まで歩いて遊びに行ったり、一緒に公園に出かけたりもしていたような。。。でも少し暗い道は小学生の時でもドキドキしました。

小学校は1年生から大人の付き添いなしに歩いて登下校(きっと日本の小学生達みんなそう??)

周りもみんな同様だったので、そこに特に疑問は抱かなかったです。

ただ、私自身は鍵っ子ではなかったです。家に帰れば必ず誰かがいました。近所の人達も同じ通りの方達とは顔見知り。


シートベルトやチャイルドシートが義務付けられたのは、交通事故に遭遇した場合に、その装着の有無で命を守れるかどうかが変わってくる事が実験やデータでもわかっており、自分自身がいくら運転に気をつけていても どんな事故に遭遇するかは予期できず、その「万が一の時」に 子供と自分自身を 命の危険リスクから守る手段の1つとして有効であるから 着用が義務付けられている。

特に子供は危機管理能力が未発達なので、大人ができるだけ安全な環境を整えてあげる必要がある
チャイルドシートにきちんと座らせていなかったことで、もしも不運にも交通事故に巻き込まれ、その衝撃で外に投げ出されて大事な我が子が亡くなってしまったら。。。エアバッグに挟まれて窒息してしまったら。。
誰の責任? あの時チャイルドシートにちゃんと乗せておけば。。と後悔しても命は戻ってこない。

カナダでは生まれたその日から、チャイルドシートを使うため、子供達はそれが「当たり前の習慣」として身についており、逆に座らせたけど、ベルトをうっかり忘れてしまいそうな時も、子供から教えてくれたりなんて事もたまにあったくらい、子供達にとっても ないことの方が違和感があること。


お留守番に関しては、州によって規定が異なると思うのですが、私の肌感覚でも幼稚園生以下の子が一人、または子供同士でお留守番は危険リスクがとても高いと感じます。

確かオンタリオ州は10歳以上なら短時間であれば、一人でお留守番ができたはず。
でもこれは、10歳だからOKということではなくて、あくまでも 最低限の危機管理能力があり、本人が承諾した時のみです。

本人が不安がっているのに、大人の都合で一人で留守番をさせるのは、これは精神的な虐待だと言われてもおかしくない。

長男が10歳の頃に、「一人でお留守番コース」が市のプログラムであり、お留守番をする際の注意事項を教えてくれるコースがありました。
でも1日中とか、夜通し。。。。というのは 子供が10歳でも私も不安だし、子供も不安だし、通報されると思います。

高校生くらいになって、本人にある程度の危機判断能力があり、気持ちも本人が大丈夫なら、よいかな。というのが私の感覚。

お留守番において大事な基準は「子供自身が安全に不安なく一人で過ごせるのか」

滅多にないことだけど、可能性があるリスクに対して 子供自身がどう感じ、どういった判断と行動を起こすか。

例えば留守番中にもし
  • 地震が来た場合
  • 近隣で火災が発生した場合
  • 急な雷雨で、落雷があった場合
  • 静かな家の中で、物音を感じた場合
  • ピンポーンと誰かがドアベルを鳴らした場合
  • 近所の人が留守だと知り、心配を装って家に入ってこようとした場合(もしかしたら良い人と思っていたご近所さんが性犯罪者かもしれません)
  • 水を飲もうとしたら、コップを落として割ってしまい、血が出てしまった場合
  • 家の中の思わぬ場所で転倒してしまった場合
  • 急に停電になり真っ暗になった場合

    他にも不安要素は考えられますが
    こういった状況にもし子供が一人で、もしくは低年齢の子達が子供だけで留守番をしていたら、どんな心情になるでしょう。
    恐怖や不安に怯えることなく、パニックになることなく、適切な対応が自分の判断でできるでしょうか。

    これらが無理だと思われる場合は、年齢に関係なく一人でお留守番はリスクが高い。

    子供自身にこれらのリスクを伝えた際に、不安や恐怖を感じるのであれば、その気持ちは尊重される必要があり
    それを無視して大人の都合で一人にさせるのであれば、これは虐待だと私は認識します

これらのリスクを理解できない発達段階のお子さんは、危機管理能力がまだないので、一人で留守番は絶対に避けた方が良いです

でも、必ずしも両親のどちらかが、子供に常に付き添う必要もないと思うんですよね。
頼れる家族がいなければ、預かる事が可能な信頼できるお友達やご近所さん、専門の預け先にお願いをする

それこそ定期的に留守番が必要な家庭は 預け先を利用するのが理想ですよね
きっと今回の議論で問題になってることの1つは 急に虐待だ、条例だという報道がされ、じゃあ そういう状況に直面する可能性がある場合に、どこかで預かってもらえますか。という所で、預ける人や場所が身近にない人達が そんなの現実的に無理だと声をあげているのかなと感じました

それと同時に、カナダの生活では小さな子供だけで留守番をさせる感覚がなかったので、こんなに大騒ぎになるほど留守番をしている子供達がいるんだ。。。。という驚きも正直ありました。

でも、それにより、預け先の需要も思っている以上に必要なのではないでしょうか。そこを整えていくのは行政のお仕事ですよね

子供だけで公園で遊ばせる。 これも、10歳の次男一人で歩いては今もやや不安。。大通りを渡らない場所で、自転車で行って待ち合わせなら。。。まあ。
近所の友達数人とか、お兄ちゃん達が一緒ならOK出すかな。

近所の友達から公園や広場へ誘われた時も、大抵相手の親が付き添ってくれてます。うちが誘う時は私かダディくんが付き添っています

14歳の長男が友達と出かけてくる。とバスに乗って市内へ出かけて行くのは
彼は高校への通学でもバスを使っているし、ある程度の危機管理能力も備わっていて、携帯も持っているから誰とどこへいくのかわかっているならOKかな。

もし幼稚園生以下の子が子供だけで住宅街歩いてたら、私はまず周りに大人がいるかどうか確認しますね。
いなかったら声かけて「親か付き添いの大人はどこか」と聞いて(ここで私が不審者に思われてしまう可能性も出てきちゃうけど(笑)、大人が近くにいなかったら私は通報すると思います。

そんなに治安が悪い場所ではありませんが、それでもどんな人が住んでいるかわからないから怖いもん。

もし悪い事考えてる人やドラッグで判断力おかしくなってる人に家の中に連れ込まれたら。。。 
車で近寄ってきて連れ込まれたら。。。

アウトです。 

そのもしものリスクに対して、子供自身が適切な行動を取れないと思うなら、私は一人で外を歩かせないですね。 




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