先週の前半、義父が出かけ先で駐車場へ戻る途中で急に身体が動かなくなり地面にストンと膝から落ちるように倒れてしまいました。義母が一緒にいる時で、なんとかベンチに腰掛ける事ができたようで、「駐車場までそのまま歩く」と言ってたそうなんですが、義母がもし何かの発作の前兆だったら大変だと判断し、動かないように指示して車を取りに行き、そのまま何とか車に乗せて(ここで周囲の助けが得られなかったのが信じられなくて、やっぱりカナダ社会は以前と比べて他人への優しさが減っている!?) 病院のすぐ近くだったからと、そのまま救急外来へ直行し、スタッフの助けを得て即検査入院。
そして、心臓はしっかりしているんだけど、不整脈が問題を起こしている事がわかって、ICUに滞在し2日後にペースメーカーを入れる手術をしました
お見舞いに行くと、確かにちょっと体を大きく動かしたり、話が弾んでくると、心拍数がえ?ってくらい異常に上がったかと思うと、急にえ?ってくらい下がったり、その日は安静を促し、翌日手術後にお見舞いにいったら、心拍血圧共に素晴らしく安定。
手術日が金曜日だったので、退院は早くて月曜日かな?なんて話していたら、驚き、桃の木、山椒の木(あ、これ死語!?)、土曜日の午後に退院しました
それだけ経過良好というわけなんだけど、胆石の手術も2日後に退院してたし、心臓のペースメーカー入れる手術して翌日退院なのかー。
日本だともう少し入院しそうですよね
ちなみに、私は次男を出産して3時間後に帰宅でした😄
この早期退院も経過順調であれば、居心地の良い自宅で過ごせる方が良いのかなとも思うし、医療費が基本自己負担ゼロなので ある意味「不要」と判断される入院はさせない。のだと思います
でもこの医療費無料のすごいところは、医師が必要と判断した検査(CT, MRI, 超音波、レントゲンなども含む)、入院、手術費用全部自己負担ゼロなんですね。 もちろん、労働者の私達がたくさん税金を納めているからできることでもあるわけですけど、医療は赤ちゃんから高齢者まで、それぞれの段階である程度 誰でもお世話になる場所なので、その自己負担が世帯収入に限らずゼロというのは生活のしやすさの1つであると感じます
その分、人間ドックなどの検査は一般的ではなく、女性の場合、子宮頸がん検診が数年に1度、乳がんのマンモグラフィーは心配が見られる場合は年齢に関係なく検査できますが、家族歴がなければ以前は50歳以上(今は確か40歳以上)が対象。と、自覚症状が出る前に病気を見つける。というのは、カナダでは難しいように感じます。
ちなみに、夜間や週末など、ファミリードクターやクリニックで対応してもらえない時間で、救急受診をすると、4−5時間待ちなんてことも珍しくないです。
これにも理由があって、救急外来だと、少ない勤務スタッフの中、緊急性の高い人達が優先になるため、すごくしんどい、骨が折れてる、出血してる。。でも命に別状はないとなると、待ち時間長くなり、居心地の悪い病院の椅子で長時間診察待ち。という状況に遭遇するデメリットもあります。
メリットあれば、デメリットもある。そんなカナダ医療事情ですが、税金の使い道が明らかに生活の中で実感できるというのも自己負担ゼロだからかもしれません