田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

しんがり

2016-01-07 14:46:45 | ヒゲの毒舌
NHK・BSで放映のドラマ 『 しんがり 山一証券 最後の12人 』
タイトル名に惹かれて、つい観てしまった。
                   
ヒゲだって、“ 血のしたたる殺人事件 ” モノばかり観ている訳ではありません。(笑)
たまには、こんな硬派な社会派ドラマもいけマッセ。

ヒゲには、「 しんがり 」 と云うと、歴史ドラマのワンシーンが浮かんできます。
太閤記です。 
信長が福井辺りに攻め上っている時、琵琶湖の浅井長政が突然寝がえり、挟み撃ちの大ピンチ。
とりあえず、信長を先頭に引き上げることになるのですが、さて誰が “ しんがり ” を務めるか?
尻込みする重臣たち。
解らんでもありません。
負け戦の最後尾・しんがりとは、敵から一番狙われる立場。
そんな貧乏くじは、誰も引きたくないハズ。
重臣たちが沈黙する中、名乗り出たのが羽柴秀吉でした。
こうして、秀吉は、信長の信任を得て出世していくのです。
                              
さて、ドラマ 『 しんがり 』
バブル崩壊時代の97年、四大証券会社の一角、山一証券が自主廃業に追い込まれました。
「 社員は、決して悪くありませんから 」 の社長の涙の記者会見で有名になりました。
               
そのヤマイチでの社内調査で、廃業に到る原因を調べる、ギョウカンと言われた最後の12名の
社員の姿を追ったものです。
清算業務と云う、沈みかけた船に踏みとどまる損なだけの役回り。

時は、総会屋への利益供与問題で、証券業界が揺れてた時代。
業界特有の特殊な用語もセリフとして飛び出します。
簿外債務や飛ばしなどの専門用語は、画面下で説明があり、分かりやすくしてあります。
そして、とうとう歴代トップの関与を見つけ出します。

なにやら、つい最近あった不祥事に似ていませんか?
東芝の歴代社長の不正事件やら、熊本・化血研の歴代トップの隠ぺい事件。
90年代のあの頃から、日本はコンプライアンスなどと知ったかぶりで声高に言うばかり。
何の反省もなかった事が、改めて理解出来る。 (汗)

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