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戦後80年の終戦記念日、閣僚・議員の「靖国参拝」を考える

2025年08月17日 | 国際・政治
戦後80年の終戦記念日である8月15日、閣僚や自民党を中心とする超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」や日本維新の会、国民民主党などの自公政権を補完する国会議員、さらに排外主義・極右政党の参政党や日本保守党などの国会議員や地方議員が大挙して「靖国神社」を参拝しました。この状況とこれらをどう見るか、そもそも「靖国神社」とはどんな神社なのかーー 2025年8月16日付け「しんぶん赤旗」から記事を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<閣僚・議員が靖国参拝ーー首相は玉串料 参政からも大挙>

■侵略戦争を美化

 
小泉進次郎農林水産相と加藤勝信財務相は8月15日、東京・九段北の靖国神社を参拝しました。終戦記念日の閣僚参拝は6年連続です。石破茂首相は自民党総裁として代理人を通じて私費で玉串料を奉納。自身の参拝は見送り、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花しました。

昨年10月の石破内閣の発足後、春と秋の例大祭を含め、節目に閣僚参拝が確認されたのは初めてです。小泉氏は同日の記者会見で「初当選以来、毎年の行動だ」と述べました。

このほか、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相や小林鷹之元経済安保担当相らも参拝。記者団から中国や韓国への影響を問われ、高市氏は「それぞれの祖国のために命をささげられた方に、互いに敬意を持って哀悼の誠をささげ合える世界になればいい」と私見を述べました。

参政党は神谷宗幣代表をはじめ所属国会議員18人全員を含む計88人で集団参拝(下記に別途詳報)。日本保守党の百田尚樹代表も参拝し、野党の極右勢力が大挙して姿を見せました。

一方、自民党を中心とする超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・逢沢一郎自民党衆院議員)の参拝人数は昨年の120人から減り、86人(議員52人、代理人34人)となりました。自民党のほか、日本維新の会の11人(議員7人、代理人4人)、国民民主党の5人(議員4人、代理人1人)、参政党、日本保守党、諸派・無所属の議員それぞれ1人ずつが含まれています。

靖国神社は、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の“正しい戦争”だったと主張する施設。閣僚らの参拝は、こうした主張と同じ立場に身を置くことを示すものです。また、参拝や記帳、玉串料の奉納は宗教行為であり、閣僚や国会議員によるこれらの行為は、憲法が定めた政教分離の原則に反します(下記に別途解説)。

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<参政党88議員、集団参拝>
 
参政党は終戦記念日の8月15日、神谷宗幣代表はじめ全国会議員18人と地方議員70人で東京・九段北の靖国神社に参拝しました。特定の党派がこれだけの規模で靖国神社を集団参拝したのは前代未聞です。

参拝後、神谷氏は記者団から参拝の意味合いを問われ、終戦80年の節目と「参議院選挙で大きな期待を皆さんからいただいた」ことを挙げ、全国会議員に参拝を呼び掛けたと明らかにしました。首相の参拝について「総理も参拝していただきたい」と主張。参拝に対する近隣諸国からの批判を問う質問には回答を避けました。

神谷氏が参拝を終え玄関から現れると、日の丸の旗など日本軍を連想させるグッズを身につけた支持者から「神谷さん、がんばれ」「自民党を倒してくれ」などの声がとび、大きな拍手喝采が起こりました。その後、神谷氏は一般の参拝者らが並ぶ拝殿の前に移動。少なくとも50人以上の参政党の国会・地方議員と一堂に並び、写真撮影しました。社内で参政党の“集会”が開かれる異様な状況となりました。

同日に参政党が発表した談話は「大東亜戦争から終結80年」「西洋列強の帝国主義の掟(おきて)に合わせて軍事力を競い抜いた77年の歩みは、大東亜戦争の敗戦によって幕を閉じました」と述べますが、戦前に日本が行った中国や東南アジア諸国への侵略や朝鮮半島の植民地化には触れていません。

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【解説】靖国は単なる神社ではない

靖国神社は、戦前・戦中に侵略戦争推進の精神的支柱となりました。戦後も、日本の侵略戦争を「自存自衛の正義のたたかい」「アジア解放の戦争」と美化する「靖国史観」を世界に発信している運動体で、一般的な宗教法人でも戦没者追悼の施設でもありません。
 
前身は1869年設立の「東京招魂(しょうこん)社」で、幕末の内戦で戦死した新政府軍の将兵をまつり、1879年の明治天皇の勅命で「靖国神社」に昇格しました。
 
当初から陸軍省・海軍省など軍事当局が管理。天皇・国に忠義を尽くし「名誉の戦死」をした軍人などを「護国の英霊」としてまつることで、天皇のために命をささげることを美化し、侵略戦争を正当化する役割を果たしました。
 
1882年に境内に開館した軍事博物館「遊就館」は、現在も「英霊の『みこころ』と『ご事蹟』を知る」施設として、靖国史観を宣伝する特異な展示を行っています。
 
A級戦犯を合祀(ごうし)しているのも大問題です。靖国神社は1978年、東京裁判で戦争指導者として死刑になった東条英機元首相ら14人を、戦争犯罪の‟ぬれぎぬ”を着せられた「昭和殉難者」として合祀しました。このため、靖国神社に合祀されている戦没者の遺族にも、複雑な思いをもっている人は少なくありません。

8月15日の終戦記念日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として設けられました。この日に閣僚や国会議員が、侵略戦争を賛美しA級戦犯を合祀する靖国神社に参拝することは、侵略戦争を肯定し、その責任者をたたえる意思を国内外にアピールするものです。
 
日本に降伏を勧告し、侵略戦争を推進した軍国主義勢力を「永久に除去」すると明記したポツダム宣言を日本は受諾し、目宣言は戦後日本の出発点となりました。靖国神社への閣僚や国会議員らの参拝は、同宣言を真つ向から拒否し、戦後の世界秩序に挑戦するもので、憲法が定める政教分離原則(20条3項)に反し、平和主義(9条)を大きく突き崩すものです。
 
また、何よりも侵略戦争の被害者であるアジアの人々や日本国内の犠牲者を踏みにじるものと言わなければなりません。


【出典】2025年8月16日付け「しんぶん赤旗」


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■「原爆パネル展」

●戸田市役所1階東側ロビー
8月4日(月)~8日(金)午前8時30分~午後5時15分   【終わりました!】

(初日は正午より、最終日は午後2時まで)

●戸田市立中央図書館     【図書館でも開催決定!】
(戸田市大字新曽1707)
8月26日(火)~9月7日(日)
平日 午前9時~午後8時、土・日午前9時~午後6時

(初日は正午より、最終日は午後4時30分まで)

主催:平和スキ♡スキ実行委員会 戸田平和委員会(代表:花井正幸)
(※とだ九条の会も平和スキ♡スキ実行委員会 に加わっています。)

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※パレスチナに平和を!イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ!
米国はイラン攻撃をやめろ!パレスチナ・ガザへのジェノサイド反対! 


(※緊急行動は終わりました。)


※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ!



※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf


※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G

※210,397人の賛同者により、成功へ導かれました!


※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を

(9条改憲NO!全国市民アクション)http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名 
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙(プリントしてお使いください)
署名用紙はこちら


2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に! 
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を


※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
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