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世界大会NY中止受け、原水協が「呼びかけ文書」発表

2020年03月19日 | 国際・政治

新型コロナウイルスの感染拡大により、4月末のNPT(核不拡散条約)再検討会議にあわせ準備されてきた原水爆禁止世界大会ニューヨークの中止を国際企画委員会が決定したことを受け、原水爆禁止日本協議会は今後の取り組みを呼びかける文書を発表しました。
文書では、「本当に残念」としながら、「核兵器の廃絶は、現在も変わることのない重要かつ緊急の課題」として引き続きさまざまな形で国際的な運動の発展に尽力するとし、被爆75年となる8月の原水爆禁止世界大会をめざして、5月から始まる国民平和大行進、秋の国連総会をゴールとする「ヒバクシャ国際署名」、日本政府に核兵器禁止条約への調印・批准を求める自治体意見書決議の共同の取り組みを呼びかけています。
以下、原水爆禁止日本協議会ホームページから「呼びかけ文書」と国際き買う委員会の「通知文書」を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)

 

<原水爆禁止世界大会ニューヨーク 代表団派遣中止について> 
 
 
日本原水協代表団参加の中央団体、都道府県原水協、個人参加のみなさん。原水爆禁止世界大会ニューヨークに向けて、「ヒバクシャ国際署名」などのご奮闘に心から敬意を表します。  

新型コロナウイルス感染の世界的なひろがりの事態に対応するために、世界大会ニューヨークを主催する国際企画委員会は一昨日(3月11日)、オンライン会議を開き、4月24日、25日に予定されていた「世界大会ニューヨーク」 、26日の屋外での集会と行進をすべて中止することを決定しました。  

4月27日から国連で開かれる予定のNPT再検討会議は、まだ主催者側からの変更発表がありませんが、決定は、新型コロナウイルスの世界的な広がり、国連関係のこの間の一連の会議の変更や中止、国連の建物への外部からの立ち入り禁止、ニューヨーク州と市の緊急事態宣言など現在の動向、大会参加者の渡航への制限や健康への影響などを考慮したもので、日本原水協もこの措置を支持しました。発表文全文は、添付(下記記載)の通りです。 

新型コロナウイルスへの感染は、世界が協力して克服すべき問題であり、人類の生存と平和のために活動する私たちが積極的にとりくむことは当然ですが、同時に、 核兵器の廃絶は、現在も変わることのない重要かつ緊急の課題です。  

私たちは、「世界大会ニューヨーク」に寄せられた支持と行動を力に、「世界大会
のよびかけ」が目標に掲げた「核戦争を阻止し、核兵器の全面禁止・廃絶を達成し、世界の被爆者の援護と連帯」のための行動を、現在の条件に即した総意的なとりくみで継続し、さらに大きく発展させる決意です。 

被爆75年、今年8月の原水爆禁止世界大会をめざして、5月から始まる国民平和大行進、秋の国連総会をゴールとする「ヒバクシャ国際署名」などの共同のとりくみの成功のために、みなさんの参加と協力を心からよびかけます。 
 

2020年3月13日 原水爆禁止日本協議会 

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<世界大会の中止と私たちの運動の構築>

友人のみなさん、 
人々の健康への懸念と、急速に蔓延するコロナウィルスの危険から人々を守るために、私たち世界大会-NY企画委員会は、4月 24-26日に予定していた世界大会、集会と行進を中止することを決めました。 
 
しかし、私たちはこれまでに作り上げたすべてを土台に運動を発展させるつもりです。これには同時通訳を使った国際オンライン会議の計画も含まれています。今後の発表にご期待ください。 
 
私たちが築いてきた国際的な連合体は素晴らしいものであり、変化する状況のなかでも存続します。すでに1500人の人々から世界大会と関連行事への参加登録申し込みがあり、私たちは 将来に向けて運動を構築するための力強い土台を築き上げることができました。 
 
この時期、われわれは、世界大会が目標に掲げた核兵器廃絶、気候破壊の阻止、社会的経済的正義のために、世界中の多くの場所でさまざまな形態の行動がすでに計画されていることを知っています。皆さんが私たちの組織化の努力に寄せてくださった支援に感謝します。今後ともこの共同が続くことに期待し、皆さんの地域社会と各国での行動の成功を心から願うものです。私たちはまた、新たな形態での組織化と社会的動員が必要なことも認識しています。私た ちは全力をつくしてこれらの新しい戦略を発展させ、ほかのイニシアチブからも学ぶつもりです。  

また、3月12日木曜日夜に予定されていたニューヨーク地域の組織会議についても、オンライン電話会議に変更することを報告します。連絡はニューヨーク州ピースアクションから届きます。  

最後に、国連で4月中旬までに予定されていた各種会議が中止あるいは市民社会の参加のない象徴的な行事に規模縮小され、グテーレス事務総長が職員の出入りを除き国連ビルを閉鎖すると発表したことで、NPT 再検討会議が意味のある形で開催される可能性は低くなっています。しかし、もし何らか象徴的な行事が開かれることになれば、私たちは、核兵器廃絶を要求する世界の声をはっきりと示すための方法を考え出すつもりです。 


企画委員会を代表して 
ジョゼフ・ガーソン 
(2020年3月12日発表)


【出典】原水爆禁止日本協議会ホームページ http://www.antiatom.org/

 

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署名はこちら=> =>http://kaikenno.com/?p=255
(安倍9条改憲NO!全国市民アクション)
■これまで取り組んできた「3000万署名」にかえ、あらためて「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に取り組みます。


 
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 核兵器のない世界の実現に向けて、
 あなたも「ヒバクシャ国際署名運動」を。
  ネット署名はこちら=> http://hibakusha-appeal.net 
  (「ヒバクシャ国際署名」推進連絡会)
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