全国の被爆者団体でつくる日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）は１０月１２日、東京都千代田区で全国都道府県代表者会議を開き、日本政府に対し核兵器禁止条約への署名と批准を求める「核兵器のない世界へ前進しよう」とのアピール文を採択しました。
その中で、総選挙の結果は「核兵器禁止条約の賛否にもかかわる重要な選択」だと述べ、「日本政府が、核兵器禁止条約に署名・批准し、核兵器を禁止し廃絶する先頭に立つよう政府・政党に求めましょう」と呼びかけています。
日本政府は今年７月に国連で採択された核兵器禁止条約の交渉会議に参加せず、同条約に署名しない方針ですが、こうした政府の対応について、日本被団協はアピール文で「広島・長崎の被爆者は、唯一の戦争被爆国である日本の政府が条約に反対していることに、恥ずかしく、怒りを覚える」と強く非難しました。
日本政府が核兵器禁止条約に署名し批准すれば、核保有国、同盟国、すべての国に署名・批准を促す力となり、北朝鮮の脅威をなくし、国民の命を守る確かな道を切り開くことになると指摘しています。
会議は１１日から２日間にわたって開かれ、約８０人が参加しました。
【出典参考】2017年10月13日付け「毎日新聞」東京朝刊、「しんぶん赤旗」
※日本政府に核兵器禁止条約への参加を求め、
核兵器のない世界の実現に向けて、
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(「ヒバクシャ国際署名」推進連絡会)
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