「とだ九条の会」のホームページを開設して20日、またブログを併設して10日、そろそろ反応が気になる頃です。サイト開設を知った友達や知人から「開設おめでとう。応援しています」といったメールもいただくことが増えてきました。そんななか、友達のひとり、小学校低学年のお子さんを持つお母さんから、「キッズルーム(子ども用のページ)も作っては?」とのアドバイスをいただきました。「なるほどなぁ~」憲法九条は私たち大人だけの問題ではなく、子どもの将来に関することでもあるわけです。さすが、お母さんの視点はすばらしいと感心しました。現に、「とだ九条の会」の勉強会に小中学生の子ども達も参加してくれましたし、憲法九条の大切さは小学校から教えられて来ているはずです。今の学校教育では、どう教えているのでしょうか。“靖国参拝”のこと、“イラク戦争”のこと、そして“憲法九条”のこと………。
子ども用ということではないでしょうが、憲法九条に関する“絵本”があります。このブログのリストでも紹介したマガジンハウスから発売されているリボン・プロジェクトの『戦争のつくりかた』という絵本です。逆説的な題名が、改憲に対する怒り、九条を守ることに対する確固とした意志表示を感じさせます。
子ども達に「憲法九条」の素晴らしさを伝え、改憲のたくらみを分かりやすく告発するにはどうしたらいいか、悩むところです。「キッズルーム」は検討するとして、今は、その『戦争のつくりかた』の一節を紹介します。
………………(前略)………………
わたしたちの国の「憲法」は、
「戦争しない」と決めています。
「憲法」は、
政府がやるべきことと、
やってはいけないことを
わたしたちが決めた、
国のおおもとのきまりです。
戦争したい人たちには、つごうのわるいきまりです。
そこで、
「わたしたちの国は、戦争に参加できる」と、
「憲法」を書きかえます。
さあ、これで、わたしたちの国は、
戦争できる国になりました。
政府が戦争すると決めたら、
あなたは、国のために命を捨てることができます。
政府が、「これは国際貢献だ」と言えば、
あなたは、そのために命を捨てることができます。
戦争で人を殺すこともできます。
……………………(中略)……………………
人のいのちが世の中で一番たいせつだと、
今までおそわってきたのは間違いになりました。
一番たいせつなのは、「国」になったのです。
……………………(中略)……………………
わたしたちは、未来をつくりだすことができます。
戦争しない方法を、えらびとることも。
『戦争のつくりかた』
発行:りぼん・ぷりじぇくと
マガジンハウス刊・600円+税
子ども用ということではないでしょうが、憲法九条に関する“絵本”があります。このブログのリストでも紹介したマガジンハウスから発売されているリボン・プロジェクトの『戦争のつくりかた』という絵本です。逆説的な題名が、改憲に対する怒り、九条を守ることに対する確固とした意志表示を感じさせます。
子ども達に「憲法九条」の素晴らしさを伝え、改憲のたくらみを分かりやすく告発するにはどうしたらいいか、悩むところです。「キッズルーム」は検討するとして、今は、その『戦争のつくりかた』の一節を紹介します。
………………(前略)………………
わたしたちの国の「憲法」は、
「戦争しない」と決めています。
「憲法」は、
政府がやるべきことと、
やってはいけないことを
わたしたちが決めた、
国のおおもとのきまりです。
戦争したい人たちには、つごうのわるいきまりです。
そこで、
「わたしたちの国は、戦争に参加できる」と、
「憲法」を書きかえます。
さあ、これで、わたしたちの国は、
戦争できる国になりました。
政府が戦争すると決めたら、
あなたは、国のために命を捨てることができます。
政府が、「これは国際貢献だ」と言えば、
あなたは、そのために命を捨てることができます。
戦争で人を殺すこともできます。
……………………(中略)……………………
人のいのちが世の中で一番たいせつだと、
今までおそわってきたのは間違いになりました。
一番たいせつなのは、「国」になったのです。
……………………(中略)……………………
わたしたちは、未来をつくりだすことができます。
戦争しない方法を、えらびとることも。
『戦争のつくりかた』
発行:りぼん・ぷりじぇくと
マガジンハウス刊・600円+税