tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

地球柑(しまだいだい)

2017年10月31日 11時20分37秒 | 環境
地球柑(しまだいだい)






 何年か前、隣家の盆栽の好きなおじいさんが、盆栽の整理をしておられました。
「ご精が出ますね」などとご挨拶したところ、「私も歳ですから少し整理しておかないといけないと思って」などと言われて、それぞれの由来などを説明していくれました。

 盆栽は私には難しくて、時に人から頂いても、だいたい駄目にしてしまうので、拝見して説明だけお聞きするだけと思っていたのですが、なかに盆栽ではないのですが、面白い実のなっている木がありました。

 「珍しい実ですね」とお伺いすると「これは地球柑ですよ」と教えてくれました。そのうえで「これは丈夫ですから、良かったら上げますよ」と言われました。地球柑はその日に隣家から我が家に移って来ることになりました。

 その後、何年かして隣家のおじいさんは亡くなられましたが、地球柑は、手入れの悪い我が家でも毎年いくつかの実を生らせ、今年に至っています。

 ところが、今年はどういうわけか異変が生じました。地球柑は、葉にも白い縞が入っているのですが、新しく伸びてきた枝のなかに、綺麗な緑だけの葉のついた枝があり、そこにも花が咲きました。

 そして実が少し大きくなって来て、初めて気が付いたのですが、こちらは真っ青な実です。本卦がえりか突然変異かわかりませんが、今年は、一本の木に二種類の実が2つずつ生るとことになりました。

 面白いので、玄関の先に出しておきますと、時に通りがかりの方が、地球柑をみて「これは何ですか?」などと言われます。

「縞が地球のように見えるので、地球柑というのだそうです。だいだい(橙)の一種のようです」 「食べられるんですか?」 「ネットで見ると、食用にもなるとありますが、食べたことはありません」 「酸っぱそうですね」
などと思わず話がはずんだりします。

 真っ青の実の方は、葉の下の隠れていて、あまり目立たないようにしているようです。