今ここに

久しぶりに早朝、明け方の街を歩きました

周りが少し霞んでいて

そこに墨絵の世界を垣間見ることができます

歩くと言うこと

そこには必ず出発点と到達点があるのですが

つい忘れがちな今ここと言うこと

歩きながら

五感をめいっぱい開いて歩いていると

さまざまな感動が飛び込んできます

それは今ここでしか味わえない感動です

緑と空の重なり

川のせせらぎ

鳥の声

小さな虫の行進

葉っぱの産毛の感触

今ここで

何かで頭がいっぱいになったなら

つい忘れてしまいがち

そんなときは

呼吸に気づき

今ここにもどるといいでしょう

今ここで私は息を吸っている

今ここで私は息を吐いている

りとりーと