1980年代以前のインドネシア、マレーシアなどが特にそうであったように、
貧民国の国民にはロレックスは高嶺の花であった。
そう多くの国民が感じてきた。
日本はどうであったろうか、高度経済成長を経て2000年代に突入した
辺りから、ロレックスブームが始まった。
しかし、4桁、5桁は、フレッシュマンが3か月ほど頑張って貯めれば、
ステンレスのステンレスのサブマリーナの新品は充分に買えたし、1680なんて
余裕で用意もできた。
では今の日本が景気が良いという、まことしやかなニセ情報が世間に適当に流布し蔓延しているが、
はたして4桁、5桁は買いやすいプライスだろうか。
私なんかは昔の値段を知っているのでなかなか手が出しづらく、いまやパテック中心のコレクションに変遷しつつ
あるが、冗談ではないくらい、アホのように高額だ。と感じる。
これは1980年代以前の第三国の国民の感覚に近づいているのかもしれない。
円高にもかかわらず容易に下がらないプライス。
〝下がらぬのなら、下がるまで待とう、ロレックス〟
と並行、中古、と待っていても良い。
今年はこのまま円高が続けば、在庫がなくても、ショップは下げざるを得まい。
その前にショップが使う手段は、ショッピングローンの無金利である。
これで客が食いついてこなければ、値下げなのである。
それにしても、48回無金利とはすごい世の中だ。
この回数では低くても14.4%の値引きに相当する。
48回、60回無金利ができるということは、社会的信用のおけるショップだと言っていいだろう。
合掌