PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ロレックスのノベルティーについて①。

2005-08-05 | 時計
 日本や海外でロレックスの正規品を購入するとそのモデルやグレードに応じて、説明書やプライスタグ、レッドシールや革張箱とは別に、アクセサリー(付属品)が付いてきます。
 例えばステンレススティールのエクスプローラーⅠなら、グリーン色の革製保証書ケースと2年分のカレンダーであったり、デイデイトならブラウン色の革製保証書ケースやカレンダーはもちろんのこと、グリーン色の革製カバーの手帳やハンカチ、レディースの金無垢デイトジャストならレッドカラーの革製保証書ケースやカレンダーはもちろんのこと、レッドカラーのお財布や、これまたレッドカラーのハンカチが初めから箱の中に付いています(写真下)。

ROLEX0059ROLEX
 購入したロレックス以外にも、こういったユーザーへの小さな贈り物が「次もロレックス!」…という顧客ゴコロをくすぐるのでしょう。
 実際、同じブランドの時計を複数所有される時計メーカーは圧倒的にロレックスです。

 長くなりましたが、今回のテーマ「ロレックスのノベルティー」というものは、正規店でのロレックス購入者に対して、プレゼントとして贈るロレックスグッズのことです(写真下)。
 
ROLEX0064ROLEX
これはそのお客様の社会的地位の値踏みを考慮したり、購入したロレックスのグレードに応じて、最低ランクのハンカチやゴルフピンから最高級の革製バックなどその種類は現在、日本では30種類程あると言われております。
 でも、これらロレックスグッズはいつも正規店にフリーでストックされているとは限りません。この正規店が何らかのロレックスキャンペーンをしているときに、ロレックスから購入するのです。涙ぐましい正規店の努力でお客様にプレゼントしているのです。

 これらロレックスノベルティーはロレックスの時計が〝質実剛健の実用時計〟ということからか、上述したロレックスアクセサリーはもとより、ロレックスノベルティーもかなりの実用に耐えられる物です。

 でも、これらはノベルティーグッズは供給過少なため圧倒的過多なアクセサリーに比べて、時計マーケットでは高値で取引されていますので、価値を知っている人は宝の持ち腐れで、タンスの中でシケッテいることが多いようです。
 
 さらにこのノベルティーグッズよりも数段高価なのが、正規店や一部並行店にもある〝ディスプレーグッズ〟というものがあります。これは時計店が何年にも渡って接客のために消耗するもので、かなり頑丈にできています。

 例えばディスプレーには3種類あります。高さのある大型ショーケースには、観音様の後光の様な背面つきもの。少し低いショーケースには、それほど高さのない背面つきのもの。そして決定的に低いショーケースには背面のない平台といわれるものです。
 
 他には鏡やトレーがあります。このベルベットに革張りのトレーにも現在は、グリーンとブルーの2色と形状2タイプの4種類が確認されており、ロレックスの資本力のすごさを感じざるをえません。ちなみに先ほどお話したディスプレーは古いもので70年代から使っている正規店も地方では珍しくありません。ですからかなりの種類が確認されていますが、すべてスイス製です。

…今日はこのぐらいにしますね。


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