6263/0(黒)やエキゾチック(白巻)のノンオイスターのステンレス手巻デイトナをポールニューマンモデルといい、1655をスティーブマックイーンモデルといい、1675/0(ツートンベゼル)を裕次郎モデルといい、更には16753(ツートンベゼルの茶アップライト文字板)をクリントイーストウッドモデルという。
あらためて考えると、○○モデルというのは、設計段階、またはリリース前にその○○の名称が決定され、発表とともに○○モデルというのが世に知られるのが、社会通念上一般的ではないだろうか。
○○の俳優さんが使用する前は、もちろん〝○○モデル〟ではない訳ですが、ロレックス社は自社製品と特定分野の有名人を重ねてコマーシャルする傾向が強いので、販売戦略的にはマッチしています。
しかし、6263や1655、1675、16753を単に時計としては好きなのに、ポールニューマンやマックイーン、裕次郎やイーストウッドが嫌いな人たちにはこれらの○○モデルと呼ばれているロレックスは買い辛いでしょうね。
私にとってモデル名の彼らについて、裕次郎は晩年の彼しか知りませんし、マックイーンは好きとか嫌いとかという次元ではなく〝たいして知らない〟俳優さんです。幸いそういう知識しかないためにこれらロレックスを購入する際のハードルはありませんでしたが、彼らを本当に嫌いな人は、それらのロレックスは絶対買わないと思います。ですから、ロレックス社が広告に使うイメージキャラクターはタイガーウッズでは駄目な訳がここにあります。
嫌いな人がリーのジーパンをはいていることを知っている人はリーバイスのジーパンをはいているはずですからね。