鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第877回】 経営者のすごさが分かる瞬間

2013年05月26日 | 住宅コンサルタントとして
世の中、いろんな経営者がいます。
そして、お客様に応援され、社員さんがイキイキと働いている会社の経営者は、
文句なく素晴らしい方ばかりです。

順調な時の経営者は、本当に良いオーラが出ていますし、表情も違います。
でも経営者としての本当のすごさが分かるのは、
実は会社に大きな失敗があったり、危機が訪れた時ではないかと思います。

社員さんのミスで、会社がすごい損失を出した。
社員さんが複数名で辞表を出してきた。
取引先が倒産して、多額の不良債権が発生した。
社内で不正があった。

こんな時にどう判断し、どういう立ち振る舞いが出来、どんな指示を出せるのか?

私はまだまだ未熟ですし、小心者ですから、かなり動揺してしまうかもしれません。
またひょっとしたら、しばらく会社に出社したくないという気持ちになってしまうかもしれません。

しかしながら、

「どれだけ一所懸命働いていても、こういうこともあるさ!」

と思うことが出来、更に失敗や危機を解決するために、明るくコツコツと仕事が出来る経営者は
本当に一流だと思いますし、尊敬出来ます。

こういう時に、人間としての器の大きさが明確になるのでしょう。

どれだけコツコツと真面目にやるべきことをやってもうまくいかないことの方が多いのです。
だからこそ、結果が出た時の嬉しさは、格別なのです。

だから、最悪の状況も想定して、経営者は日々、経営に取り組まなくてはならないのでしょう。

私も経営者のはしくれ。
自分の器を少しでも大きくすべく、修行します。
コメント
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