鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第857回】 大学の卒業パーティーを見て

2013年05月06日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はベタですが、朝からマリーナ・ベイ・サンズの中にあるショッピングモールをぶらぶらしていました。

そして一旦、ホテルに戻ると、
シンガポールの大学の卒業パーティーがホテルの1階のスペースで行われていました。

学生さんが正装をして、友達同士、またご両親と記念の撮影を
ホテルの至るところでされていました。

そのシーンを見て、つくづく感じたのですが、
シンガポールは多民族国家である、ということです。

いろんな本にも書かれていますが、中国系・マレー系の他にインド系やアラブ系もいて、
学生さんの衣装を見ても、本当にいろんな民族が混在しているのです。

これは、日本の大学の卒業パーティーでは見られない光景だと感じました。

考え方も文化も風習も全く異なる人たちが生活をし、
更に国を盛り上げていくために、さまざまなルールが設定されている。

更に外資を呼び込むためのさまざまな政策もある。
超・エリートを発掘し、伸ばすために、小学生の頃から成績が超優秀な子どもは
エリートコースに進むことが出来る。
成績別に、完全に扱いが区別されているようです。

「働かないと食べていけない」
「国民がアホになると、我が国は成り立たない」

とでも言っているような政策が多々、取られているのがシンガポールなのでしょう。

現在のシンガポールの国際的な地位、国民一人当たりの所得は、
決して偶然なのではなく、政治家や国民の方々の努力の賜物でしょう。

一方の日本。

皆、平等主義。
そして働かないオッサンを救済したり、裁判であっても加害者をやたらと保護したりと、
海外とボーダーレスで競争していかなくてはならない中で、
あまりにもズレていると感じてしまいます。

あまりにむ無策すぎる政府。
そして生きるための競争力や生存力を本来身につけることが教育なのに、
やたらと甘やかしてはいないでしょうか?

現在のシンガポールと日本の差は、今後、ますますつくのではないか、と思いました。

皆で勉強し、皆で働き、強い日本に再度なる。
一度、落ちてしまったら、這い上がるのは大変ですが、
それでもやり切らなくてはなりません。

シンガポールに見習うべき点は、多々ありますね。
コメント
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