鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第859回】 即決力

2013年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
一昨日、シンガポールから帰国し、自宅に着いたのが夜の1時前でした。

お風呂に入り、床に就いたのが2時過ぎ。
そして昨日は朝、5時半に起きて、寝不足の中、クライアント様に向かいました。

クライアント様に着くと、スタッフの皆さんが敷地内および周辺を一斉に清掃されていました。
更に、1階の打合せスペースのリフォームをしようとされていました。

このクライアントを昨日、お伺いした際、私の頭の中には、
お客様との打合せスペースの改善をしていただこうと思っていたのですが、
私が着いた時には、既に設計案は固まっていて、しかも工事がスタートしていたのです。

リフォーム案を教えていただくと、私が提案したい内容とは異なっていました。

「せっかく、スタッフの皆様が考えられたプランがあることだし、自分の提案をぶつけていいものか・・・?」

と一瞬悩みましたが、思い切って自分の案をぶつけてみました。

すると社長は

「なるほど!じゃ、そうしましょう!」

と即決され、打合せスペースのリフォームの責任者のところにスタスタ歩いていって、
早速打合せをされたのです。

この即決力に、思わず頭が下がりました。

経営とは、決定することです。
決定するということは、当然ながら責任が伴います。

だからこそ、経営者にしか出来ないことと言えるでしょう。

即、決定する。
そしてスタッフに指示を出す。
こうしたことが当たり前に出来ている会社と出来ていない会社に分かれます。

そしてその決定に基づき、行動していった結果、
当初の予測とは異なり、思っていた効果が出ない場合には、どうすればいいのでしょう?

「軌道修正する」「これまでの方針をこういう形に変更する」という決定を即、することが正しいのです。

石橋を叩いて叩いて、やる前に考える時間をたっぷりととる人がいますが、
そういう人は、変化の時代の今を乗り切ることが出来ないでしょう。

即決定⇒実行⇒検証⇒軌道修正もしくは中止というサイクルを早く回すことが、
今の時代の経営に必要なことなのです。

即決力。
皆さんの会社にはありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする