鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第860回】 ゼロからの立ち上げ

2013年05月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様のコンサルティング。

これまでは、売上構成比で土木事業が95%以上を占めていた、という会社さんで、
いわば住宅事業をゼロから立ち上げる、というお手伝いをさせていただくことになりました。

お付き合いをさせていただく前に、お受けできる条件をお伝えさせていただいたのですが、

・私の日程の関係上、毎月お伺いできるわけではないこと
・しかもほぼ平日や土曜日は無理で、日曜日や祝日が中心となってしまうこと

という、とても条件として良くない中、快くOKを出して下さったクライアント様です。

コンセプトの決定、モデルハウスを建てる場所、商品、屋号や名刺・封筒などのデザインなど、
言ってみれば事業立ち上げの全てをゼロから決めていくお手伝いをさせていただく訳です。

これは正直、非常にやりがいを感じます。
と同時に、責任の重さもヒシヒシと感じます。

でも、出会えたのも、お付き合いをさせていただくことになったのも、全てご縁。
やるしかありません。

モデルハウスを建てる土地の確定、それからどんなモデルハウスを建てるのかについて、
昨日は決断をしていただき、更にオープンまでのスケジュールも決めました。

そして、オープンから逆算して考えると、日程がそれほど無いため、
残った時間で住宅のセールスについて、お伝えさせていただきました。

ゼロから立ち上げる場合、もう完全に私が推奨する手法を取っていただくよう、
お願いをしています。

現にこれまで何社もの新規事業立ち上げをサポートさせていただきましたが、
それらのクライアント様は、資金計画から事前審査の申し込み、
事前結果の報告およびスケジュール決定、土地探し前のテストクロージング、
プラン作成に入るまでのテストクロージングなど、本当に忠実に取り組んで下さっているのです。

そして、嬉しいことに毎年着実に業績が上がっています。

もちろん、セールスだけではなく、契約後のお客様への接し方、
アフターメンテナンス、お引渡し後のお付き合いなども、
ご提案したことを素直にやっていただいています。

商売はやればやるほど、ドンドン売れ易くなっていく、ということが理想だと思っていますが、
王道を歩まれているクライアント様はまさにそういう状態になっていかれます。

そのシーンを見させていただくことが、本当に嬉しい・・・。

このクライアント様の数年後が、こうした状況になるべく、
コツコツとお手伝いをさせていただきたいと思っています。
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