鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第858回】 親として環境を用意する

2013年05月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨年末、スペインやフランスに行って、
そしてこのGWにシンガポールに行って感じたのは、
世界的にボーダレス化が本当に進んでいる、ということです。

シンガポールの学生も、フランスやドイツの学生も、
出来る人は本当に学生のうちからドンドン海外の大学に留学していますし、
就職もそのままその国で、ということが、ごくごく当たり前に起こっています。

一方の日本は、ようやく本当の意味でボーダーレス化に対応した企業が出てきたところです。

その差は10年以上、ついているような気がします。

私自身、学生時代にそういったことを気付くことはありませんでした。
両親からは、大学に入って、一流の会社に就職することが最も幸せなことであると教わり、
しかも両親がそれを望んでいることが分かっていましたので、
30代の前半まで、その道を進んでいました。
(その道を進んだことに、何の後悔もありません。
それはそれで、自分にとってたくさん学べましたし、充実していました)

しかしながら、海外に行くことが公私ともに増えてくると、
日本と世界の教育制度や学生さんの考え方の差を感じることが非常に多くなりました。
(これも日本が全て悪くて海外が全て良い、という極論を言っているのではありません)

そして、自分がもう一度、学生に戻れるのであれば、
海外で学び、より多くのことを知ってみたいと思うようになりました。

若いうちに、いろんな国の人やその国の文化に触れる。
自分とは全く異なる考え方や価値観があることに触れる。
そうすることで、きっと自分にとってプラスになると思うのです。

我が家の二人の子どもたちがどう考えるかは分かりませんが、
もし海外で多くのことを勉強したい、ということであれば、
その環境に身を置くことに対し、徹底的に応援してあげたいと思います。

もちろん、選ぶのは本人。
我が家の方針として、「自分の人生、自分で決める」ということがあります。

子どもたちがどういう選択をするかは分かりませんが、
世界を股にかけるビジネスパーソンになりたい、というように思い、
そのために「海外で学びたい!」と言われれば、
親としてその環境を用意してあげたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする