鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第852回】 業績が停滞した時にこそ、その会社のレベルが分かる

2013年05月01日 | 住宅コンサルタントとして
ここ最近、各クライアント様から嬉しいご報告を頂戴しております。

特に多いのが「単月最高受注記録の更新」です。

こういうご報告を頂戴すると、思わずガッツポーズをしてしまいます。
まさに、コンサルタント冥利に尽きます。

ただ、全てのクライアント様がバッケンレコード更新という訳ではなく、
ここ数カ月、受注が伸び悩んだり停滞しているクライアント様もあります。

どんな企業でも人でも、ずっと絶好調が続く訳がありません。
人生、山あり谷ありです。

業績が下降気味になった際に、その企業、人の地力が出てくるものだと思います。

三流会社の典型的なパターンが、

「いや~、このままじゃ、マズイ・・・。困った・・・」

と経営者が頭を抱えているものの、業績改善のための行動が何も出来ていないパターン。
もしくは、社員さんにただハッパをかけたり気合を注入したりするだけのパターンです。

これとは別に、経営者自らがプレーヤーとなって、自分で何とか会社の数字をつくるのも、
全くの問題解決になっていません。
同じく、三流です。

では、一流の会社はどうか?

自分達で業績下降の原因を分析し、改善策の仮説を何点か立て、
しかもそれらに対し、自分達なりの検証を既に終わらせている・・・。
その上で、「どういう対策をしたら良いと思いますか?」という質問をされたりするのです。

一流の会社は、自分達で改善策を考えるということを地道にやるのです。
その上で、広く外部の意見を参考にされるのです。

二流の会社は、自分達の頭で考えることをあまりしません。
すぐに正解を求めます。

三流の会社は、答えを探そうとすらしません。
ひたすら、大騒ぎをしたり困ったりはするのですが、そこで終わります。

業績が停滞した時に、自分達の素の状態が出るのです。
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