鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第853回】 「合わない病」が人をダメにする

2013年05月02日 | 住宅コンサルタントとして
先日見た、カンブリア宮殿の続き。

花まる学習会を卒業して大学生となり、就活を控えた元生徒さんたちに、
代表の高濱氏が講演しているシーンがありました。

その講演が、これまた非常にインパクトが強かったのです。

高濱氏は、講演の中で以下のような内容を元生徒さんにお伝えされていました。

あの上司と合わない。
あの会社と合わない。
今の仕事と合わない。

ちょっと気に入らないことがあったり、自分がやりたいことと合わないことがあると、
簡単に合わないと決めてしまう・・・。

本当は、自分がさまざまなモノに対して合わせていかなくてはならないのに、
自分とちょっと合わないだけで切り捨ててしまう病を「合わない病」といいます。

でも、そんな自分を受け入れてくれる社会など、どこにもないのです。
自分に合った上司や会社、仕事などは、ある訳が無いのです。
自分がそこにいって、良くするしかないのに・・・。

そんな合わない病になってしまった人の行き着く先はどこかというと、
最終的に自分と社会を断絶した、ひきこもりしかない、とのことなのです。

こういう現実を自分の子どもにも伝えていかないと・・・。

そう思った私は、DVDを巻き戻し、子どもや家内を全員集めて、
再度、このシーンを家族全員で見ました。

自分に合ったものを待つのではなく、自分が合わせていく。
その中で認めていただけるだけの実績を出せば、自分の意見に耳を傾けてもらえる。
簡単に合わないから、ということで切り捨てるのはNGだ、ということを子どもたちも理解したと思います。

就職して、数か月で辞めてしまう学生さんを結構目にしますが、
合わない病を是非、克服していただけるといいのになぁ、と思いました。
コメント
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