鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第865回】 ビジネスパーソンとしての基本

2013年05月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、クライアント様と車で移動していたところ、道路の工事をしていて、車を止められました。

「ちょっと今、通行出来ないです。迂回してもらえます?」
(実際は、丁寧語でなく、タメ口です)

と言われたので、クライアント様のスタッフさんが迂回したところ、
もう一方の方向も通行止めでした。

そして、同じように

「今、ちょっとここ通れない」(もちろん、タメ口)

ということを言うのです。

最初に止められた場所と、迂回して止められた場所の間にクライアント様の事務所がるのですが、
要は通行止めをしている2か所の間に用事がある人のことを全く考えないで工事をしているのです。

しかも、こちらを止めておきながら、警備員は土木作業をしている人のところに行って

「ちょっと通りたい人がいるんだけど、後何分で通れるようになる?」

と訊きに行くこともなく、ただ立っているだけ。

更に、こちらの足を止めているにも関わらず、

「本当に申し訳ありません。後、3分程度お待ちいただけますか?」

というような言葉を言う訳でもないのです。

しかも、大した長さの工事をやっている訳でもないのに3か月以上もずっとやっているのです。

もう、元請の会社が頭、悪すぎとしか思えません。
当然、こういう会社が配置した警備員ですから、見事に通行人さんたちを捌ける訳もなく、
それで仕事をした気になっているのでしょう。

一応、仕事をして、お給料を貰っているのだから、
しかも公共の土木工事ということは、税金が元なのだから、
その道を通行する人のことを考えて工事をすべきだと思うのです。

こういうビジネスの常識が無い会社、それからビジネスの常識を知らないスタッフを見ると、
私は人間が出来ていないのでイライラしてしまいます。

挨拶がまともに出来ない。
遅刻、無断欠勤、無断での直行直帰。
報告、連絡、相談をしない。
仕事をする上で、自分で自分の目標を設定出来ず、指示待ち。
数値で自分の仕事のパフォーマンスを押さえられない。
お客様の立場で物事を考えられず、自分の都合でしか考えられない。

こうした基本が出来ていないビジネスパーソンは、
個人的にはお給料を貰う資格・権利が無いと思うのです。

ビジネスパーソンとして、優秀かどうかは本人の才能や努力で決まるものだと思いますが、
少なくとも、これらの常識はどこで人は養うのかといえば、
個人的には家庭での教育で決まると思っています。

出来までは分かりませんが、我が子には社会人として常識をわきまえているように成長して欲しい。
そのために、マナーや常識・モラルについて、子どもとよく話し合いたいと思います。

ちなみに、今の所、我が家の子どもは私より良識をわきまえている感じがします。
勉強しないといけないのは、むしろ、私だったりします(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする