りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

映画「タリナイ」を上映、16回目の8月15日を考える会

2022年08月23日 | 戦争をする国にさせない
21日(日)は「8月15日を考える会」がumeco小田原で開催。
 コロナ禍の為3年ぶりの開催でしたが、多くの方の参加で又内容も充実していてとても良かったと思います。

 タイトルにある映画の上映と、映画を製作された大川史織監督とのトーク場面が企画され、参加者から映画の感想が次々語られていろんな意味で思いが共有できたと思いました。実行委員として佐々木県議と司会を担当させて頂きました。

 大川監督は34歳とのことですが核兵器廃絶等、第9代高校生平和大使として活躍され、「戦争と記憶」をテーマに現在は映画製作や執筆活動に取り組まれていらっしゃるとのこと。映画「タリナイ」は2018年に制作されました。

 映画はひとりの日本兵が戦地マーシャル諸島で餓死で最期を遂げた、その息子(74)が日本から父が居た島にたどり着くまでを描いている
 餓死で亡くなった父のために、亡くなられた日本兵のために、食べるものをお供えして現地の方たちと追悼する場面ではほっと致しました。

 島に足を踏み入れた瞬間に息子さんが島の隅々に聞こえるように「おとうさーん、おとうさーん、勉がきたよー」って呼んでいる姿に涙が止まらなかった。お父さんが出てきたらどんなによかっただろうにと思うのでした。

 映画はマーシャル諸島の美しい海や、現地の人々の屈託のない笑顔とやさしさと歌声が溢れていて素敵でした。でもその一方で取材から「今でも飛行機の飛ぶ音が聞こえると恐い」等々あって、戦争の恐ろしさはいまでも消えていない。島のあちこちで見られる砲台の跡などから当時の悲惨な状況が目に浮かぶようでした。

 映画は戦争によって餓死で命を落とされたお父さん、息子さんや現地の人々などに温かく寄り添い、とても穏やかに静かに描かれていて、なぜかそれだけに戦争の残酷さがひたひたと伝わってきてこれまでにないタッチで、すばらしい映画だと思いました。感動したー
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医療逼迫、こんなに不安なこ... | トップ | 研修会等 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

戦争をする国にさせない」カテゴリの最新記事