りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

沖縄復帰40年に思う

2012年05月15日 | 戦争をする国にさせない

 沖縄の本土復帰から40年が経ちました。考えてみると、もう40年というより、まだ40年なのかとも思います。長い間米軍の占領下に置かれていた沖縄の歴史を考えると、40年経っても癒されることはないだろうと思うからです。私は何度か沖縄に行ったことがありますが、初めての印象は、ジェット機の飛ぶ騒音と、戦闘機が並んでいる光景に異様さを感じたことです。それと海の透明感がずーっと忘れられないでいました。

 兄弟で戦跡を訪ねる旅をした時には、ひめゆりの塔、糸数のアブラチガマ、普天間基地などを見て、胸がしめつけられる思いがしました。戦争は恐ろしいと強烈に思い知らされたのでした。

 レジャーで訪れた時にも、ふっと複雑な気持ちになるのは、それが沖縄の抱える昔と今の現実を表しているからだと思っています。日本には米軍の基地がいたるところにありますが、沖縄のあのせまい面積に多くの基地があるのは本当に異常だと思っています。全国の74%の基地が集中しているというのですからびっくりします。

 沖縄の良さは沢山ありますが、海と木々の緑の濃さや空の青という自然そのものだと思います。モンパチの曲にあるガジュマルの木が沖縄らしさを感じさせます。すばらしい自然は、二度と戦争をしてはいけないことを教えてくれます。基地のない沖縄の実現こそ県民のみなさんの願いだと思うのです。

 普天間基地は世界一危険な基地です。基地周辺にはものすごい数の民家がびっしり立ち並んでいて、その上をヘリが落ちたらどうしよう・・・と思うほどに、すぐ真上に飛んでいます。今すぐにでも基地の閉鎖をすべきだと思うのは、誰が見てもそう思うに違いありません。県内での新基地建設などはぜったいに許すことはできませし、沖縄の方たちの基地をなくしてほしいという声は、地上戦と占領下という苦しみを体験した、過去の歴史からくる叫びだと思います。ぜひこの声に応えるべきです。

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