りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

再開発事業っていったい何なのか

2006年04月23日 | Weblog

        ( お城通り商店街)

お城通り地区再開発事業計画。市はこの計画をすすめる準備組合の一員。しかも事業に使おうとしている土地の9割が市の所有。市民の財産。ますます黙っているわけにはいかないと、さまざまな声が上がっています。私ども日本共産党小田原市議団は計画を白紙にもどすことが一番よいと考えています。なぜならば、あまりにも問題を多くかかえすぎているからです。そのためこれに関わる予算には反対の立場できました。

再開発事業とは何なのか。今また原点に返って考えてみました。この事業は「市街地再開発事業」といいます。市のホームページには計画的かつ効率的に都市を再構築・再整備する有効な手法のひとつ。この事業は「都市再開発法」に基づき、既成市街地の健全な土地の高度利用を図るため、低層の木造建築物などが密集し災害の危険もある地区について、地区内の建築物を整理し、新たに土地を高度に利用した建築物を建て、あわせて公共の整備を行うものなどといっています。

ここでもっとも気になることは高度利用を図るとか、新たに土地を高度に利用した建築物を建てるとかいっているところです。高い建物や新たに建物をつくることが根底にありますが、私にはそのような建物をつくることがどうも先にありきのように感じられるのです。
またこの計画は「都市再開発法」に基づかない手法。「優良建築物等整備事業」という民間がする民間の再開発事業となっています。
ここがまず重要なポイントです。9割もの市の土地を民間に貸し、さらに土地を貸すだけでなく、そこに建つ建物の床を市が借りるというのです。お金もうけのための事業にこれほどまでにいたれりつくせりをしなければならないなどなど。まったく納得がいかないことが多すぎます。1度たててしまった建物は簡単にこわすわけにはいきません。白紙にもどすことは悪いことではないと思っています。市も日頃から財政が厳しいといっていますが、厳しいならばなおさらのこと多くの税金をつぎ込む事業だけに慎重に考えるべきところではないかと思うのです。

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