りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

日本の農林水産業を守れ

2011年01月09日 | Weblog
 JA神奈川県中央会と農林水産団体協議会による、TPP反対の県民集会が開かれます。集会は1月31日が横浜市・関内ホールで、2月2日が厚木市文化会館。両日とも午後1時半開会となっています。

 TPPは環太平洋連携協定を言いますが、日本のさらなる自由な貿易体制を目指すものとなっています。でも今、昨年10月に菅総理が所信表明演説でTPPへの参加を検討すると表明して以来、全国各地で反対の声が上がっています。

 危惧されているのは、TPPに参加して、原則関税が撤廃となると、外国から低価格で農産物や物品が入ってきて、農林水産業と関連産業が大変な打撃を受けることになってしまうなど、どうなってしまうのかということばかりです。そんなことになったら大変で、なお地域経済は疲弊するばかりでしょうに、いったい日本のたどり着く先はどうなるのかと本当に心配です。

 TPPに参加すると、日本の自給率は農水省の試算で、今の40%から13%に落ち込むことも分かっています。農林水産業の生産額でいうと、4兆5700億円の損失だということですが、それなのになぜTPPに参加表明をするのか、まったく疑問が大です。

 1月6日の前原誠司外相によるワシントン・米戦略国際問題研究所での講演では、TPPに関して、「日米関係強化の一環としても位置づけている」などと述べられたとのことで、政治的意味合いが非常に強く感じられるなと思いました。主に日米同盟強化ということでしょうか?!。私は日本の食は自立こそ大事であって、外国に依存するような旧来のやり方では、安全で豊かな食の保障はいつまで経っても確立しないと思っています。そんなわけで、日本は絶対にTPPに参加すべきではありません。
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2 コメント

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Unknown (neco)
2011-01-13 09:38:19
本当ですね。TPPは、日本の開国だ!と、云っている方々は、何を考えているのでしょうか?しかも、今のところ韓国も中国も参加しないのに。米・豪などがメインって、どういう事なのでしょうか?また、オーストラリアにいたっては、昨今多くの自然災害において農産物の被害も多く、大変なことになっています。米の雇用もほとんど良くならず、その雇用の調整に農業を考えているようですね。
今の政治は、「企業社会」であり、「市民社会」を完全に無視していますね。だとしたら、答えは簡単です。誰にも束縛されず、市民が自分の立場で自由に選択すれば、道は開かれていくのです。今のアジアの豊かさの源と云えると思います。また、「市民社会」になれば企業も
国にも地域にも平和や人権、環境などの問題も考えなくては、ならなくなります。市民一人、一人が「自分たち住民が決定する、地域の主権者だ」と云う意識をもてば、世の中は変わるのでは、ないでしょうか?「変える気があれば、変わるのです」高齢化であったとしても、生活を良くし、治安も良くし、インフラを整えて、国民の高齢化を実現して行くこともとらえ方によっては、産業の成長と云う云いかたも出来るかもしれません。本当は、日本は簡単に豊かになれる事を忘れているのでは、ないでしょうか? TPPは、日本に過大な損出ばかりを負わせる事なのに日本の開国と云う発言は、驚きます。今や日本の開国とは、日米安保条約の締結であるのが、世界の常識なのですが・・?全く、違う方向で何を考えているのでしょうか?
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市民が主人公ってことですよね (rieko)
2011-01-13 11:59:02
 「企業社会」とはうまいことを言いますね。わかりやすいなぁーって思います。どこを基準にして世の中が回っているのか、TPPをとってみても一目瞭然ですね。

 「市民社会」を基準にして物事を考えれば世の中の回り方もだいぶ違ってきますよね。ぜひそうしたい。そうしていかなければと思います。高齢化を実現していくという捉え方が理解できました。こんな言い方はどうかとも思いますが、面白い観点だと思います。

 2011年、アイディア満載でいきましょう!
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