きょうも暑い一日だった。
原爆が落とされたあの日も、終戦のあの日も暑かったのだろうか、その時の暑さはどのような暑さだったのだろうかと思う・・・。
先ほど「8月15日を考える会」でご講演してくださった、加納実紀代さんとの懇親会を終えて帰ってきました。いいー集いでした。講演は広島の原爆で自らが被爆された体験から始まりました。幼なじみのカッチャンンとミチコチャンなどの死、累々と続く黒こげの死体など。幼心に原爆で受けた心の傷はいくばかりかと思いました。戦争に明けくれた日本の近代、広島は被害と加害の二重性を持つ究極の被害、なぜ唯一の被爆国が原発大国になったのか・・・。その一つひとつに原爆・戦争、平和に対するご自身の思いが熱く語られていたと思います。参加された方全員が熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
ウクライナ出身のオクサーナ・ステパニュックさんの歌声は魂がゆさぶられるようでした。楽器バンドゥーラとともにウクライナの風と空気が感じられ、聞く人、見る人に深い感動を与えている。そう思いました。圧巻です。今回の企画は「チェルノブイリ子ども基金」の多大なるご協力で実現しました。すばらしい~
毎年好評の写真展は他団体からお借りして、飯田耀子さんご提供によるものですが、今年はご自身が写されたもの多く、写真はどれも貴重な一枚でした。飯田さんは戦時下の小田原地方を記録する会、市内小中学校への戦争体験・平和の語りべとして大奮闘されています。写真がすべて掲示されたときのホッとされたお顔が印象的でした。
女性史研究家の宇佐美ミサ子さんは「8月15日を考える会」の呼びかけ人のお一人で代表をされています。小田原で、戦争と平和を語り継ぐには欠かせない方です。今回も事務局の松本茂さんと絶妙のコンビで自由トーク・交流会などを進めていただきました。
会場が満杯になるくらい参加者が多く、そのため会場は少々暑かったのですが、それでもその暑さにもめげずに、今年は一段と最初に言ったとおり、実にいいーつどいになたっと思いました。よかった!
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