りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

陳情に賛成討論をしました!

2021年06月16日 | 市議会

きょうは本会議。

まず、3常任委員会(総務、厚生文教、建設経済)の委員長報告に対する、質疑、討論、採決がありました。3常任委員会とも全会一致で賛成となり、一般会計補正予算等は可決成立となりました。

その後に陳情に対する質疑、討論、採決があり、私が日本共産党を代表し討論を行いました。

討論内容は次の通りです。

 陳情第62号 「国にゆたかな学びの実現に向けたさらなる教職員定数改善と、2022年度政府予算に係る意見書提出」を求める陳情に賛成討論を行います。

 2021年3月16日の衆院文部科学委員会において、小学校全学年の学級編成を35人以下とする義務教育標準法改正案の参考人質疑が開かれました。3人の参考人全員が中学校、高等学校でも少人数学級を進めるべきとの認識を示しました。

 そのお一人である、東京大学の本田由紀教授は「世界水準では35人でも少人数学級と言えない」。そう述べられましたが、日本の遅れた状況を指摘され、少人数学級実現の速度を速め、早急に30人学級を実現するよう求めました。

 同年3月31日の参院本会議において、小学校全学年の学級人数上限を40人から35人に引き下げる改正義務教育標準法が全会一致で可決、成立しました。

 学校の働き方改革では、異常な長時間労働の是正を実現しなければなりません。私は所属する厚生文教常任委員会の陳情審査の際、陳情項目にある「教職員が子どもと向き合う時間を確保するために」、という文言に触れ、これは教職員が子どもと向き合う時間が確保できない状態にあるということで、これでは児童・生徒の成長に悪影響を与えるものと指摘致しました。

従いまして、加配の配置増など、教職員定数改善を推進することが重要と申し上げました。加えて、スクールサポートスタッフの全校配置も重要と考えます。

 欧米の学校では先生以外に多くの専門職員が配置され、子どもたちの育ちを支えています。子どもたちの心に寄り添うスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの拡充は必須だと考えています。

 以上のことを申し上げ賛成討論を終わります。

 

 子どもたちが楽しい時は先生方も楽しいと思う。また、楽しい授業、学校生活は、子どもたちも先生も元気なことが一番。先生方が疲弊してしまったら子どもたちも元気を失ってしまうでしょう。陳情審査をしていて、ふっとそんなことを思いました。

 陳情が可決となってうれしい。       明日も本会議、引き続き一般質問となります!

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