昨日で3常任委員会の審議は終了しました。
9日の私の所属する厚生文教常任委員会は一般会計補正予算等の議案が3件と、陳情1件を審議。報告事項5件の審議と要望書1件の報告がありました。
議案の、旧内野醤油店整備保全活用事業、皆春荘庭園調査事業について、旧松本剛吉邸庭園調査事業について、一括して質疑しました。
事業の目的に「地域の活性化を図るため」「地域の活性化に繋がる」等とあるが、一口に活性化というがそのテーマほど難しいことはない。民間事業者による歴史的建造物を活用して活性化となった成功例について質疑。
清閑邸(旧・黒田長成邸)がある。年間3万人が来場、地元との協力があるなどと答弁がありました。
歴史的建造物を活用して成功していると考えるのは、全国的にも有名な川越があるが相当長い時間かけて住民自身によるまちづくりの合意形成が図られ、住民活動が活発となる中で地域が活性化してきていると思う。一朝一夕で地域の活性化にはならないと考える。
そうした認識は持ち備えているのか、どのように具体的に地域活性化へと導いて行こうとしているのか、素地は住民の中にあるのか質疑。
答弁に、コンパクトシティ、小田原の集客力アップ等とありました。
最終的に地域活性化なるよう事業展開していくとあったが、意気込みは伝わってきた。どの地域においても地域活性化は願ったりかなったりである。私としては周辺部こそ活性化させたいが。
そのほかに財源だが、旧内野醤油店整備保全活用事業は、都市構造再編集中支援事業補助金を活用するが、後の2事業は社会資本整備総合交付金を活用するとあるのでこの違いは何かと質疑。
これについては分かったが、都市再生整備計画の、社会資本整備総合交付金。都市再生整備計画の制度再編等により、都市構造再編集中支援事業がその後創設となっているので、いずれにしても「立地適正化計画」に基づく国の補助金、交付金となる。
ぜひ国に、周辺部活性化にも力を注いでほしいものです。