りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

子どもたちはどうなるの?

2006年05月29日 | Weblog

横浜市の保育園民営化をめぐっての裁判は先日、「性急に民営化したことは違法」という判決が出されました。各地でこの判決がやはり波紋を呼んでいます。川崎市議会では健康福祉委員会で市立保育園の民間委託の延期を求める陳情書を継続審議にしました。委託先への引継ぎ保育期間を6ヵ月としていましたが、保護者は1年を要望しているとのこと。他にも疑問の声が多数出ているようです。

その川崎市ですが、市長いわく民営化すると年間5千万円の経費節減が見込まれる。また横浜市が今回の裁判の結果、園児一人当たりに10万円の賠償金を命じられましたが、川崎市も仮に120人の園児に賠償金を支払うとすると1200万円。賠償金よりも民営化した方が利益が大きいと述べたそうです。その他にも述べたようですが、私はこの時点で大変がっかりしました。

なぜ横浜市は市立保育園の民営化に対し裁判にまでなったのかです。それはわずか3ヶ月の期間で職員がいっせいに入れ替わり、子どもの混乱、ケガの増加など保育環境の悪化があったことなどがその理由です。いくら利益があるのかではなく、民営化などによって子どもたちがどうなってしまうのかです。まず第一に考えなくてはならないのは子どもたちのことです。利益を優先するような発言はあまりにも問題が多すぎます。

コメント
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